【目次】
復活の麻雀バガボンド(放浪者)
滝沢和典(たきざわかずのり)は、日本プロ麻雀連盟所属のプロ雀士。そのルックスの良さから愛称は「麻雀界のタッキー」。ほかに「越後の奇跡」、「麻雀バガボンド」のキャッチフレーズを持つ。
高校の進路指導で教師に「麻雀をやりに東京へ行きたいと思っています」と答え、ESP(音楽専門学校)に通う名目で上京。1999年、最高位戦日本プロ麻雀協会のプロテストを受験するが実技で大敗し不合格。荒正義の紹介で日本プロ麻雀連盟のテストを受けて合格し16期生となる。
若手を集めて実施されたテレビ対局「未来戦士21杯」(MONDO TV)で注目を集める。25歳で史上最年少でのプロ連盟Aリーグ入りを果たす。
2016年以来スランプに陥り、Cリーグまで落ちるが、本人曰く、現在は復調しているとの事。麻雀は攻守と押し引き全てに優れたバランス型。プロとして見やすい理牌、打牌スピードなどに気をつけて、視聴者の存在を忘れないことを信条としている。同じくプロ雀士の鈴木たろう曰く「教科書的」。テレビ対局では四暗刻、大三元などを多くアガっている。
私生活では2児の父親である。子供の世話をするためMリーグの「ドラフト会議2018」は欠席し、指名選手で唯一会場にいない選手となった。
麻雀関連の仕事としてはTVアニメ『咲-saki-』の麻雀監修をしていた。
Mリーグの「ドラフト会議2018」では、「EX風林火山」から二巡指名される。「EX風林火山」の所属が決まり、Mリーグ2018では二階堂亜樹と勝又健志とチームを組んで参戦。2019年シーズンも契約更新を経て同じチーム&メンバーで臨むも惨敗。Mリーグ2020では「負けたら解散」との監督の宣言で話題を呼ぶ。選手は奮起し、ファイナル4位からの大逆転優勝を勝ち取った。
その後、滝沢はEX風林火山との契約を更新せず、来季の去就が注目された。
2021年8月2日、Mリーグ2021ドラフト会議ではKONAMI麻雀格闘倶楽部から指名を受け、史上初の2つのチームのユニフォームに袖を通すMリーガーとなった。
著書多数。
「滝沢和典のMリーグ戦記」
「滝沢和典の麻雀読みの公式」
「麻雀 読みの技術」
「滝沢流 麻雀絶対の一手」
「山読みを制する者は麻雀を制す」
「絶対に強くなる麻雀入門」
「滝沢の麻雀 勝利への絶対条件」
「ヒサトVS滝沢 麻雀戦術30番勝負」
滝沢和典プロフィール
生年月日 | 1979年12月6日 |
---|---|
血液型 | B型 |
出身地 | 新潟県長岡市 |
プロ入会 | 2000年 |
所属プロ団体 | 日本プロ麻雀連盟(16期生) |
所属Mリーグチーム | EX風林火山 |
滝沢 和典@TakizawaRenmei |
滝沢和典 タイトル歴
個人タイトル
・第2回モンド王座決定戦
・王位(32期、33期 ※連覇は史上4人目)
・第13回モンド杯
・第1回 麻雀トライアスロン・雀豪決定戦
長い王位戦の歴史の中で王位戦を連覇したのは滝沢を含め4人のみ。
団体タイトル
・Mリーグ2020
滝沢和典 Mリーグ戦績
所属チーム
2018年 EX風林火山
2019年 EX風林火山
2020年 EX風林火山
2021年 KONAMI麻雀格闘倶楽部
2022年 KONAMI麻雀格闘倶楽部
2023年 KONAMI麻雀格闘倶楽部
Mリーグ2018 個人成績
Mリーグ2018 | 順位 | ポイント |
---|---|---|
レギュラーシーズン | 2位 | 314.8pt |
ファイナルシリーズ | 8位 | ▲34.4pt |
「EX風林火山」のメンバーとして参戦。個人でポイント2位となりチームを牽引。放銃率1位というのは滝沢らしいともいえるが、フーロしてのアガリ率、ラス回避率も高く、Mリーグの赤入りルールにアジャストした事を見せつけた。レギュラーシーズンでチームは1位の成績を収め、ファイナルシリーズに勝ち進む。
滝沢和典は、ファイナルシリーズでは手が入らず勝てない展開の際に、首位チームに厳しく打つ着順操作を考慮した打ち回しをせざるを得ない局面が目立った。チームは4チーム中2位に終わる。
レギュラーシーズンの2018年10月2日の第2試合、東二局親番で第1ツモを取らずに第1打を打牌してしまったため少牌となり、その局は和了り放棄となる失態を犯した。その後しばらくツイッターのアカウント名を「滝沢少牌和典」として反省の姿勢を見せた。
同じくレギュラーシーズンの2019年2月7日第2試合の東四局で赤坂ドリブンズの園田賢から大三元をアガる。
Mリーグ2019 個人成績
Mリーグ2019 | 順位 | ポイント |
---|---|---|
レギュラーシーズン | 25位 | ▲188.2pt |
セミファイナル | – | – |
ファイナルシリーズ | – | – |
【Mリーグ2019】チーム・個人ランキング – レギュラーシーズン
【Mリーグ2019】チーム・個人ランキング – セミファイナルシリーズ
【Mリーグ2019】チーム・個人ランキング − ファイナルシリーズ
Mリーグ2020 個人成績
Mリーグ2020 | 順位 | ポイント |
---|---|---|
レギュラーシーズン | 15位 | 2.0pt |
セミファイナル | 4位 | 60.9pt |
ファイナルシリーズ | 4位 | 59.5pt |
昨年度惨敗を喫したEX風林火山は、監督の決断で今季の成績次第でのチームの解散を事前に発表し、話題となった。選手はこれに奮起し、4位でファイナルに進出。ファイナル12戦中トップ7回という好成績を上げ、他チームをごぼう抜きにして優勝を勝ち取った。
【Mリーグ2020】チーム・個人ランキング – レギュラーシーズン
【Mリーグ2020】チーム・個人ランキング – セミファイナルシリーズ
【Mリーグ2020】チーム・個人ランキング − ファイナルシリーズ
Mリーグ2021 | 順位 | ポイント |
---|---|---|
レギュラーシーズン | 3位 | 294.2pt |
セミファイナル | 13位 | ▲20.3pt |
ファイナルシリーズ | 14位 | ▲59.6pt |
【Mリーグ2021】チーム・個人ランキング – レギュラーシーズン
【Mリーグ2021】チーム・個人ランキング – セミファイナルシリーズ
【Mリーグ2021】チーム・個人ランキング − ファイナルシリーズ
Mリーグ2022-23 個人成績
Mリーグ2022-23 | 順位 | ポイント |
---|---|---|
レギュラーシーズン | 25位 | ▲135.4pt |
セミファイナル | 20位 | ▲97.7pt |
ファイナルシリーズ | 1位 | 215.1pt |
【Mリーグ2022-23】チーム・個人ランキング – レギュラーシーズン
【Mリーグ2022-23】チーム・個人ランキング – セミファイナルシリーズ
【Mリーグ2022-23】チーム・個人ランキング − ファイナルシリーズ
Mリーグ2023-24 個人成績
Mリーグ2023-24 | 順位 | ポイント |
---|---|---|
レギュラーシーズン | 26位 | ▲120.0pt |
セミファイナル | 22位 | ▲131.3pt |
ファイナルシリーズ | – | – |
【Mリーグ2023-24】チーム・個人ランキング – レギュラーシーズン
【Mリーグ2023-24】チーム・個人ランキング – セミファイナルシリーズ
滝沢和典 × 麻雀遊戯王
近代麻雀公式YouTubeチャンネル「麻雀遊戯王」に滝沢和典プロがゲスト出演! 今回は、滝沢プロに「Mリーガーあるある」を判断してもらい、新しいあるあるを作っていこう、という企画!
「対局中以外は他チームとの選手と和気あいあいとしている?」
「勝又健志プロの高速拍手が少しオネェっぽい?」
などなど、聞きにくいことも聞いてみました。
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