決戦は「金曜日」!パブリックビューイングで 輝くMスターは誰だ⁉︎【熱論!Mリーグ】担当記者:masasio

熱論!Mリーグ【Fri】

決戦は「金曜日」!

パブリックビューイングで

輝くMスターは誰だ⁉︎

文・masasio【金曜担当ライター】2018年11月9日

今日は金曜日。

今では死語となってしまったが、いわゆる「華金」だ。

それを受けてパブリックビューイングが開催されるという。

一昔前には、麻雀プロの対局を、みんなで観戦するなんてことは考えられなかっただろう。

時代は変わるものだ。

前回のパブリックビューイングでは、Mリーグ初の役満というドラマが生まれた。

今日はいったいどんなドラマが生まれるのだろうか。

 

本日は1位、2位、4位、7位の対決

アベマズvs風林火山の首位攻防ももちろん大注目だが、4位フェニックスと7位麻雀格闘倶楽部のボーダーをめぐる争いにも注目だ。

パブリックビューイングにふさわしい好ゲームを期待したい。

 

1回戦

四者四様の「らしさ」

対戦相手はこちら

 

何とも重厚な組み合わせになった。

首位アベマズからは満を持して個人首位の多井隆晴が登場。ここまで勝ちまくっており平均順位はなんと1.57!!2着をとっても順位が悪くなってしまう。

対する2位風林火山からは、Mリーグの選手のなかで唯一トップのない勝又。

これはちょっと意外な感じがした。好調な亜樹、滝沢がいるなかで、トップのない勝又。

ただトップはないものの、ラスも無く、内容も安定している。今日こそ初トップを取ってチームも個人も勢いに乗りたい。

上位2チームに対するは、前原、近藤の年長者コンビ。Mリーグでは初対戦だ。

大ベテランでタイトルをたくさん取っている2人だが、打ち筋は少し違い、前原が割と素直に手を進めるのに対し、近藤は少し変わった進行を見せることがある。

このあたりの打ち筋の違いにも注目だ。

1

 初トップが欲しい勝又

ここから打

まずまず良い手牌だと思うが、も先に切っておりかなりスリムに構えた。

前回の対局では手なりで進める局面が目立ったが、今日はいつもの勝又らしい進め方に見える。

対する近藤もらしさを見せる。

 

役牌のをポンしてを切った。

普通はを切るところだが、どうしてもをトイツで使いたいということだ。

瞬間の受け入れは少なくなるが、の周りを引けば形もよくなる。

大きく打つ近藤らしさが出た1打だろう。

勝又はを切って迂回しながらも・・・

 

 順調にツモが効き、こんなに美しいメンタンピンに!

この手をすでにテンパイしていた近藤から出アガり、マンガンの収入、好スタートを切る。

 

2

またしても勝又がらしさを見せる

 

ここから打

トイメンの近藤がダブをポンしているので

ドラのは切りつらいが、

あわてずさわがずを切って様子見。

にくっつけば勝負ということだろう。

実に勝又らしい1打だ。

 

3

今度は多井がらしさを見せる。

 

 親でが重なって、打。ドラである。

を鳴いていくとすると、が重なればかなり大きいが、打点は赤2枚で確保できているということで先に切った。

また、ドラを先に切ることで、他家に警戒させる意味もありそうだ。

巡目が進んで

 

ここから安全度の高いを残して打

が2枚切れたのもあるが、巡目と捨て牌からそろそろ安全牌を持っておきたいということだろう。

実際2人がイーシャンテンになっており、

を残していたおかげで安全に押し返すことができるようになっている。

多井らしさを一言で表すのは非常に難しいが、相手の進行速度に合わせた手作りが非常にうまいというのが一つの特徴だろう。

自分の手がそこそこでも、自分より早い人がいると感じれば、すっと引く。

このあたりの呼吸が抜群にうまい印象だ。

ここまでポイントを伸ばしているのはここの判断がうまくいっているからだろう。

「最速最強」は伊達じゃない。

 

続く4

勝又が違った一面を見せる

 

親でと切り出した。

子の時は字牌を温存し、スリムに構えて進めるが、親の時はそこそこの手ならめいっぱいに構えようということだろう。

このあたりのメリハリのつけ方が何とも面白い。

今度は前原だ。

 

親の勝又からリーチが入っているところ、を勝負してダマテン。

下家の近藤がを手出ししたところで、トイツ落としもあるとみて機敏にダマ。

前原といえば「ガラクタリーチ」が代名詞だが、意外とこのようなダマテンも多用する。

ちなみにこの後、通っていないドラのを引くが、それでもダマテン続行!

ドラを切るくらいならリーチと行きたくなるが、ぐっとこらえた。

リーチすればは100%出ないだろうが、ダマならわずかながらでも出アガりの可能性は残る。また、さらなる危険牌を引いてきたときにオリることもできる。

普段の「ガラクタリーチ」を打つ前原からは想像もつかない繊細なダマテン判断だ。

結果は流局したが、開けられた手を見て他三者は

「それをダマテンにするのか・・」

と思ったことだろう。

 

後半戦に入って1

 

 先ほどのダマテンが前原の裏芸とするなら、今度は表芸、リーチ攻勢だ。

この手を最後のツモ番でツモって裏3で4000オール。

ドラのを一番に切り出した判断がお見事。

 

続く1本場も

 

この手でを切って即リーチ!

ここはソーズの連続形を活かしてを切る打ち手も多そうだが、勝又のポンの仕掛けを押さえつける意味もあって即リーチに踏み切った。

これをすぐにツモって4000オール。

一気に5万点を超えてダントツになった。

その後、前原は勝又にマンガンを放銃してしまい、オーラスあわやというところまで追いつめられたが辛くも逃げ切りトップ。

近藤は東場の勝負手がことごとくアガれず、手痛いラスとなってしまった。しかしながらしっかり「近藤らしさ」は出せたのではないだろうか。

四者四様の「らしさ」を見せてくれた好ゲームだった。

1位 前原 +70.6

2位 勝又 +13.6

3位 多井 -20.8

4位 近藤 -63.4

 

 

2回戦

「アベマズの逆襲」

対戦相手はこちら

 前回トップの前原は連投

 

1回戦の結果でアベマズを逆転した風林火山は3連勝と波に乗る亜樹を投入。

連勝をさらに伸ばせるか。

一方、逆転を許したアベマズは松本に交代。

多井は3着だったが、オーラスにマンガンをツモって被害を最小限に抑えた。

若武者の投入で首位奪還なるか?

1回戦ラスだったフェニックスは近藤から魚谷に交代。魚谷はここまで内容は悪くないのだが、展開に恵まれずにポイントをマイナスしている。内容がよくても結果が伴わないと、徐々に打ち方が狂ってくるのが麻雀の怖いところ。

早めに浮上のきっかけをつかみたいところだ。

 

1

松本がこの手から元気よくピンズのリャンメンを払っていく

 

それに対する前原がの三メンチャンでリーチ!!

 

勝ったのは松本。

タンヤオチンイツの12000!!

東1局から大きく点棒が動く。

このハネマンを振り込んだ前原がお得意のリーチ攻勢

 

裏1で2000/4000をアガる。

さらに…

 

なんと雀頭の東が裏ドラで3000/6000!!

一気にトップまで1000点に詰め寄る。

このアガリで亜樹は、もともとラス目だったところからハネマンの親被り。

さらに離されてしまった。

4連勝どころか、初めてのラスが見えてきた。

魚谷も積極的に仕掛けるが勝負手がアガれず3着争い。

せめてラス落ちだけは避けたいところだったが・・・

 

アガったのは無情にも亜樹。

素点も回復する大きな3000/6000

これにはパブリックビューイングに来ていたお姉さんの二階堂瑠美プロも大喜び

 

 

トップこそアベマズ松本に取られてしまったが、最低限の失点で済ませた。

1位 松本 +52

2位 前原 +8

3位 亜樹 -15.7

4位 魚谷 -44.3

本日の対局を終えて総合成績はこうなった。

 

首位決戦はアベマズが3着1着。

風林火山が2着3着とアベマズに軍配。

しかしながらまだ差はわずかのため決着は次へ持ち越しといったところか。

そして麻雀格闘倶楽部。

いよいよポイントを回復してきた。

4位のドリブンズまで160ptほど。

1日でひっくり返る差だ。

もともと攻撃力の高いチームなだけにほかのチームには脅威になるだろう。

首位争いに加え、4位争いも白熱してきた。

季節はあわただしい年末に向かっていくが、Mリーグもますますあわただしくなりそうだ。

来週以降も目が離せない。

 

masasio

天鳳8段、元雀荘のメンバー。ライター初挑戦のニューフェイス。Twitter→こちら 

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