熱論!Mリーグ【Fri】
私の名前は石橋伸洋
赤字は垂れ流さない
文・阿部柊太朗【遊軍ライター】2018年10月5日
私の名前は石橋伸洋。
職業は麻雀プロ、U-NEXT Pirates所属のMリーガーだ。
左手にきらりと光るは結婚指輪、昨年入籍し子供にも恵まれ、まさに順風満帆な生活を送っている。
さて、今日もひとつポイントを稼ぎに行こう。
相手は美女2人にヒゲが1人か…やってやろうじゃないか。
〇東2局 牌譜 http://ur0.link/Mj3o
親番で素晴らしい配牌だ。
役牌の重なりが嬉しくないので、鳴かれないようにから切ろうか?
いや、この相手3人…副露率は低い。
ならば→と切って河をおとなしくしよう。
黒いデジタル、現れり。
打。
手がすくすくと育ってゆく。
まるで我が子のようだ。
打。
順調に育った我が子が社会に飛び立つときが来た。
ダマでも12000の聴牌、マンズは場に高いな。
ダマっていてもアガリ率は高くなさそうだ。
それならば…
リーチ!
決まればこの半荘は私のもの!
山と私との一騎打ちだ!
なんだ?
高宮の様子がおかしい。
–––と無筋を4連打。
私にこんな手が入っているとも知らないで、無邪気なものだ。
高宮「ロン8000」
何を言っているのだ?
私は18000の両面ぞ。
カンごときに….。
〇東3局 牌譜 http://ur0.link/Mj3z
しかし、失ってしまったものは仕方がない。
相手が上手かった。
切り替えて次に進もう。
この手も当然…
リーチだ!
失った点棒、返してもらおうか。
またしても高宮の様子がおかしい。
なんなのだ。
なんだというのだ。
高宮「ロン3900」
はい。
〇東3局1本場 牌譜 http://ur0.link/Mj3G
対門の黒沢から立直を受けている。
現物はある。
しかしここは場1のを対子落とし、をチーして形式聴牌に向かう構想にしよう。
打。
死ぬほど面白いし、オチには感動しました。
もっと書いて欲しい。