熱論!Mリーグ【Thu】
卓上のMリーガーも
空を切った
豪腕・瀬戸熊直樹の“変化球”
文・ゆうせー【木曜担当ライター】2018年11月1日
麻雀でぼろぼろに負けた日。天鳳で途方もない量のptを失った日。
誰にでもある、辛く、屈辱的な日。
しかし我々は、また次の休日に雀荘に行けばよい。次の日にパソコンと向かい合えばよい。
麻雀プロの方々は、そういうわけはいかない。名前は伏せておくが、私と親交の深い某○○プロ(ハンドルネーム:232355さん)がこう語ってくれたことがある。
「次の試合まで、自分の名前がリーグ戦の表の一番下にあるのは、気分のいいものじゃないよ」
早く挽回したいと思っても、すぐには打てない。次の機会が来るまでじっと待たないといけないのだ。
そして今日の1戦目。現在Mリーグ個人最下位に甘んじている男が、先発の機会を得て卓へと向かっていった。
チーム雷電 萩原聖人である。
試合が始まり、まず思った。
火曜日の【熱論!Mリーグ】の記事でも触れられていたが、打牌時のマナーが格段に改善されている。
切るときの音は控えめ。所作にも荒っぽさがなくなっている。
カッコよくなったなぁ…と思って見ていると…
【東2局】
親番の萩原、赤ドラドラのチャンス手。丁寧に置いておいたを4巡目に重ね、
その後をポン。
そして7巡目。
事件は起こった。
打…?
残した東は萩原にとってはダブ。狙いとしては、
①周りにを絞らせたい
②を重ねた
ポン
の形からを鳴いて
ポン ポンの18000のテンパイの道を残す
ということだろう。
しかし、ハッキリ言ってこの打は甘い。さすがに速度が落ち過ぎだ。