※この記事は2022年12月に公開されたものです
太くないお(ふとくないお)はオンライン麻雀天鳳で最高段位である天鳳位に3回到達(5代目・16代目〈四麻〉天鳳位/14代目〈三麻〉天鳳位)、雀魂においては四麻・三麻ともに魂天を達成した打ち手でであり、VTuberである。
藤井聡太十段が規定の成績を満たし天鳳位に昇段いたしました。
サンマと合わせて二冠、太くないおのヨンマ天鳳位も加えるとタイトル獲得三期となりました。 pic.twitter.com/rMDwN8bbox— 渡辺太/ないおトン (@Futokunaio) July 4, 2020
サンマ魂天になりました!
これでトリプル天鳳位&ダブル魂天達成です🐷🐷🐷🐷🐷lead to next chap太… pic.twitter.com/mCd2Rqnl53
— 渡辺太/ないおトン (@Futokunaio) October 19, 2022
ネット麻雀最強といわれるに十分過ぎる成績であるが、太くないおはこの結果に満足するでもなく今も変わらずネット麻雀と向き合う日々を送っている。
結果に驕ることなく、ひたむきに麻雀と向き合い続ける姿勢が今の太くないおを作っているのだろう。
そんな太くないおに対し、自身の麻雀観や今後の展望についてインタビューさせていただいた。
━━自分にとってネット麻雀とは?
「麻雀わからない…と思い続けて10年以上ネット麻雀を打ち続けてます。
過程で天鳳位や魂天といった称号を得ることはできたけれど、麻雀を理解したいという気持ちは常に変わってません」
━━自身の麻雀の強みは?
「昔から他人の打牌を模倣することは好きでした。人の麻雀の良いと思った部分はどんどん学んで自分の麻雀に組み込むようにしてします。
一時的に崩れることもありますが、それでもトライアンドエラーは上達には欠かせないと思っています」
━━自身の麻雀に足りないものは?
「今までの麻雀のベースは、統計的アプローチでした。データを自分なりに解釈して打ち筋に反映させていました。麻雀AIのNAGAと打牌がシンクロしていると言われるのもデータをある程度正しく解釈できているという表れなのかなと思っています。強いAIとの一致度を数値化してくれるなんて時代に恵まれました。
ただ現行のAIでは”読み”に関して鍛えるのは難しく、自分がこれからさらに伸ばせる分野だと思っていますし、トッププロの方々の検討配信を見ていると手牌読みの精度が非常に高く、自分自身の麻雀に足りてない部分だなと感じています」
━━具体的に現在はどのように麻雀を学んでいますか?
「AIを用いて牌効率、リーチ判断、副露判断を詰めつつ、それが読みによって覆る可能性があるかを常に考えています。手順によっては◯◯が持たれている可能性が高いと読めたり、待ちが絞りきれる可能性があるので。
読みに関しては園田さんや堀さんの配信がとてもためになります」
━━今後の目標は?
「これからも日々試行錯誤しながら、うんうん唸りながら麻雀を打ち続けます。そしてYouTube配信やnoteで戦術や上達方法を発信していきます。
また時間制限のあるネット麻雀ではなかなか駆使するのが難しい読みの話をプロの方々がしているのをみて、競技麻雀にも興味を持つようになりました。プロの世界に挑戦したい気持ちはあります」
天鳳位から麻雀プロの世界へ進出したのは、初代天鳳位ASAPIN(朝倉康心プロ)・3代目天鳳位独歩(山田独歩プロ)・4代目天鳳位すずめクレイジー(石川遼プロ)の3名。
どの選手もMリーグやYouTube、麻雀最強戦などいろんな場面で活躍し、ネット麻雀だけでなく競技麻雀においてもその強さを発揮している。
トリプル天鳳位という肩書きを引っ提げて太くないおがプロの世界へ飛び込むとなれば、どの団体からデビューしたとしても注目の大型新人となるだろう。
太くないおプロフィール
▷雀風
スタイルにあまりこだわりはなく、その時いいと思ったものを取り入れていきます
▷好きな役
ホンイツ
▷大事な試合の前勝負メシや験担ぎなど
ストレスを一時的に軽減する的なチョコ
▷麻雀でのルーティン
NAGAになぐさめてもらう
▷趣味
カラオケ、将棋、ポケモン
▷目標とする麻雀プロ
・小林剛さん
プロとしての姿勢が一貫していてかっこよく、所作や受け答えが美しいです。
・鈴木優さん
最高位になっても鳳東を打ってくれるので大好きです。麻雀中の真剣な面構えとオフのほんわかした感じのギャップが魅力的です。