そしてドラを切ってのリーチ敢行。しっかり
が1枚残っている。鳳凰位の流石の読みだ。

ここに生牌の
もぶつけていく勝又。
そして勝又最後のツモ番に眠っていたのは…

当たり牌の
だ。現物がある訳では無く、柴田も![]()
を手出しし、降りている気配なので、聴牌を取りきることになりそうだが、
か
どちらを切るだろうか。本来であれば白鳥に
が通っているのでペン
が無い分
を切るところだ。しかし今回は
が枯れており、ペン
のパターンが削られてしまっている。果たして勝又はどちらを選ぶのだろうか。
放銃を回避する
だった。この時の思考を私の想像できる範囲で書き出して見ようと思う。まずペン
が無い分、比較するべきはカン
とカン
だが、白鳥の河に早い段階で
が切られており、カン
なら![]()
![]()
から![]()
に形を固定していることになり、やや可能性は下がりそうだ。一方でカン
については特に情報が無い。次に考えるべきはシャンポンのケースだが同様に
が先に切られているので、![]()
![]()
から![]()
に形を決めていることになるため、四暗刻などの手役が絡まない限りは
絡みのシャンポンは出てきづらいといえる。一方
と何かのシャンポンというケースはどうだろうか。ここからは柴田の手牌を想像していく。まず白鳥のリーチを受けて、![]()
と払っていった訳なので、それまでの柴田の手牌は
![]()
?????
ポン
ポン
ということになる。そして柴田か![]()
の両面ターツを払っていった時に遡るが、この時字牌の
などは残さずに、一旦![]()
を手に残して、後から索子の混一色に移行している。

このことから索子のターツには愚形が残っている可能性が上がる。そのため、柴田の聴牌がペン
待ちだったと仮定すると、見えていない残る5枚で1メンツと雀頭を構成しなければならない。そして、
を鳴いた時に柴田は
を切っており、これがカン
のフォローで複合形を考えなければ、柴田の手の残る5枚は
~
で構成されている濃度が上がっていることになる。したがって柴田の
所持率が上がり
所持率は下がる。以上から相対的に白鳥の
所持率が上がるので、
の方が白鳥に対してやや危険、という判断になったのではないだろうか。機会があれば本人に伺いたいところである。
結果としてはこの局は流局し、佐野の大きなアガりもあり、
トップ:佐野
2着:勝又
3着:柴田
4着:白鳥
となった。
己の読みと心中し玄人好みのゲームを生み出す軍師勝又の麻雀からは今後も目が離せない。

日本プロ麻雀連盟関西本部所属 42期後期入会。
麻雀プロ兼京大生。雀荘勤務しながら、麻雀に生涯携わることを夢見て活動中。











