結果を残した奥村知美、内容を示した角葉子【麻雀最強戦2026 団体対抗スペシャル合戦】観戦記【B卓】文:喜多剛士

そして直後に浅見が【4ソウ】を掴んで奥村へ放銃。七対子、1600点。
条件戦特有の緊張感が張り詰めたオーラス。その戦いを制したのは奥村だった。

勝ち上がりを決めたのは奥村と清水。

奥村は麻雀最強戦初出場ながら東3局での初アガリから東4局1本場では清一色を成就。オーラスでも薄氷の勝負を制し、勝負どころで確実に結果を残して勝ち上がりを掴んだ。

清水は満貫放銃こそあったものの、全体を通しては攻めるべき局面でしっかりと攻め切り、南3局の1300-2600など要所で加点を重ねた。数々の大舞台を経験してきた女流桜花らしく、最後は貫禄の勝ち上がりとなった。

浅見は終始良い位置につけていたが、最後はオーラスのアガリ競争に敗れて無念の敗退。あと一歩で勝ち上がりを逃す悔しい結末となった。

そして最強戦初出場の角は、最後までアガリが結びつかず悔しいラスとなった。麻雀最強戦という半荘一発勝負の舞台で、一度もアガれずに終わることは選手にとって悪夢と言ってもいい。

それでも内容に目を向ければ、七対子選択や南2局1本場で危険牌を見極めて立ち止まった判断など、結果だけでは測れない冷静さと実力を随所に見せていた。

今回は結果に恵まれなかったが、その内容まで悲観する必要はないだろう。まだ若く、これから経験を重ねていく選手だけに、再び最強戦の舞台に戻ってくる日はそう遠くないはずだ。次はこの悔しさを糧にした戦いを見せてくれるだろう。

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