王者4人の鋭い踏み込み 気迫の横綱相撲で押し切った醍醐大に軍配 麻雀最強戦2021「タイトルホルダー頂上決戦」観戦記【A卓】担当記者:masasio

王者4人の鋭い踏み込み 

気迫の横綱相撲で押し切った

醍醐大に軍配

【A卓】担当記者:masasio 2021年5月22日(土)

そうそうたるメンツがそろった。

各団体の最高タイトル保持者が集ったA卓の模様をお届けする。

東家スタート

 最高位戦日本プロ麻雀協会所属

現・最高位

醍醐 大

 

南家スタート

 麻将連合所属

現・将王

木村和幸

 

西家スタート

日本プロ麻雀協会所属

現・雀王

矢島 亨

 

北家スタート日本プロ麻雀連盟所属

Mリーグ KONAMI麻雀格闘倶楽部所属

現・鳳凰位

佐々木寿人

もうこの四選手については説明不要だろう。

それぞれの団体の「今一番強い奴」が集まった。

1

 起家の醍醐は2枚切れの【西】をツモってくると、スッと【3ソウ】を切った。【9ソウ】を引いて打【5マン】

ジュンチャンのリャンシャンテンだ。

安全牌の【西】も1枚あり、不要な牌が無くすっきりしている。

先に【3ソウ】を切ったのは、恐らく将来の【1ソウ】の鳴きやすさや、【5マン】を引っ張ることで鳴いたときに手役を絞らせないためだろう。

ここに座っている4人はただの4人ではない。

今一番強い4人だ。

少しでもアガリの可能性を高めるために各選手工夫を凝らしていくのだ。

この手を仕掛けてアガリ切り、2000オール。

最高位、幸先良し。

11本場

北家の寿人

この配牌から、第1打に【4ピン】を選んだ。

【4ピン】を切ったのが、鳳凰位かつMリーグ2020MVPでもある佐々木寿人でなければ叩かれてもおかしくない一打だ。

ドラも無く打点上昇も乏しい手。

スリムに構えて万が一うまくいったときだけ攻めるつもりだろう。

麻雀攻めダルマの寿人といえどもただやみくもに手を進めるわけではない。

この局は1枚目の【白】をポンしてテンパイの醍醐が500は600オール。

待ちが【3マン】【6マン】【9マン】だけに1枚目の【白】を見送ってリーチを狙う作戦もあるが、最高位の判断はポンテン。

予選は2着まで勝ち上がり。

確実にリードを広げる選択を取る。

12本場

 今度は雀王矢島。

この配牌から第1打【6ソウ】

マンズのホンイツを見たことは分かるがそれにしてもチートイツも見て【3ソウ】から切るのが普通だ。

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