#伊達朱里紗 の守備と #瑞原明奈 の粘り__ 女神たちが見せた、一牌をめぐる攻防 #麻雀最強戦2024【女神の乱】観戦記【A卓】文 #江崎しんのすけ

伊達朱里紗の守備と
瑞原明奈の粘り__
女神たちが見せた
一牌をめぐる攻防

【A卓】担当記者:江崎しんのすけ 2024年8月25日(日)

麻雀最強戦2024 女神の乱。
予選A卓に出場したメンバーはこの4人

木崎ゆう

 

伊達朱里紗

 

瑞原明奈

 

黒沢咲

 

そして、事前の勝ち上がり予想アンケートの結果がこちら。

最強戦公式Xより

かなり偏った結果となっている。
伊達・瑞原の勝ち上がりを予想している人が多く、伊達に至っては実に半数以上の票を占めている。

言うまでもなく、伊達・瑞原のここ数年での活躍は目覚ましく、これだけの支持を得るのに相応しい結果を残していると言えるだろう。

ただ、何が起きるのかわからないのが最強戦。
第1試合目から波乱の幕開けとなった。

試合が動いたのが東3局
親番の瑞原に面白い手が入る。

【東】【北】【中】の3つの対子があり、瑞原は東家なので全て鳴けば3翻が確定する。ここにホンイツなどが加われば満貫以上が見込める。

【中】【北】と仕掛けて【3マン】【6マン】待ちのテンパイを入れるが、当然のように【4マン】【5マン】を払ってピンズのホンイツを目指していく。

瑞原は30,200点持ちのトップ目で、2着勝ち上がりのルールを考えれば、ダブ東が鳴け5,800点が確定していたら【3マン】【6マン】に取る選択肢もあったかもしれない。

ただ中のみの1,500点では、アガったとしても決して有利になったとは言えないため、ここは高打点を目指してホンイツを狙う。

最強戦の予選は2着以上が決勝卓に進むことができる。そのため試合の序盤でリードを築くことができれば、他の3人は2着を狙うため通過率は格段に上がる。

高打点を目指した瑞原だが、他家にも手が入っていた。

南家の伊達は678の三色が見えるリャンシャンテン。

北家の黒沢はドラ2のイーシャンテン。
【8マン】周りを引けばドラ2のリーチを打つことができ、ピンズ周りを引けば一通を狙うことができる。

黒沢が引いてきた【8マン】は下家の瑞原がピンズのホンイツを狙っている以上鳴かれるのも嫌だが、自身の手牌を優先させツモ切りを選択する。

最初にテンパイを入れたのは瑞原だった。

【6ピン】【3ピン】と引き【3ピン】【東】のシャンポン待ちでテンパイ。
【東】でアガれば12,000点だ。

その直後…

伊達が【東】を引く。

瑞原の捨て牌がこうなっている。

ホンイツを狙っている人がテンパイしているかどうかの基準として、集めている色の牌が河に余っていればテンパイだとよく言われるが、瑞原の河にはまだピンズが出ていない。

伊達の選択は…

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