最後まで決定的なチャンスが来なかったのが、悔しいところだ。
みかんは「来年また出れるように頑張りたいと思います」と前を向いた。
倍返しは、来年に持ち越しである。
追いつきたい人がいる
試合後、若社長はこう話した。
「普段お世話になっているか、お世話しているのか分かんないですけど、猿川さんがすでにファイナルを決めているので、そこに追いつきたいと思います」
猿川とは、猿川真寿のこと。この最強戦で、すでにファイナル進出を決めている。ふたりの間にどんな付き合いがあるのか、私にはわからない。お世話になっているのか、お世話しているのか、本人もよくわからない関係というのが、妙にいい。
そして気づく。若社長は、また追いかけるのだ。南3局に
で追いかけた人が、今度は先を行く猿川を追いかける。
オリれば、安全だ。それでも押す。追いつくと決めた相手に向かって、押す。
不覚にも、胸がぎゅっとなった。
絶対に振り込まない若社長は、押すときを見極める人だった。

麻雀歴30年。創設以来のMリーグファン。
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