HIRO柴田の国士無双が、EARTH JETSを「チーム」にした夜【Mリーグ2026-27 観戦記 10/28 第1試合(麻雀ch)】担当記者 虫かご

25-26シーズンに新規参入したJETS。ドラフトで選ばれたのは、各団体でタイトルを獲得してきた猛者ばかり。周囲から寄せられる期待も高かっただろう。

しかし、昨季は完膚なきまでに叩きのめされ、レギュラーシーズンで敗退。特に、柴田や三浦は、素人目に見てもつらすぎる不運に見舞われ、あまりにも歯がゆい1年目となったはずだ。

それがどうだろう、ここ最近のJETSはどこか雰囲気が違う。スタートダッシュには失敗しチーム最下位に沈んだものの、未だにラスがない逢川や、柴田の奮闘もあり、前日にはチーム初となる同日連勝も達成した。

その背景には、チームとしての成長があるはずだ。

これまで、ただ己の強さを証明するため、たったひとりで「自分のために」戦い続けてきた選手たち。それが、Mリーグの舞台でチームを結成して戦う中で、だんだんと「誰かのために」麻雀を打つ感覚を実感しているのではないだろうか。楽屋で見ているチームメイトのため、画面の向こうでユニフォームを着て応援してくれるファンのため、なんとしてもこの一牌をつかみとりたい。麻雀プロ人生で味わったことがない感覚に、じわじわと心を温められているのではないだろうか。

 

「いま、最高の個人競技が最高の団体競技になる」

 

創設2年目を迎えたEARTH JETS。それぞれの選手が確固たる実力を持っているのだ。チームとしての力が高まってきたら、手強いに決まっている。

今宵の勢いそのままに、さらに上を目指していけるか。ようやく歯車がかみ合い始めたJETSのサクセスストーリーは、まだ始まったばかりだ。

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