熱論!Mリーグ【Mon】
平成最後の迷勝負⁉︎
「小林剛vs松本圭世」の
卓外バトルが面白かった件。
文・花崎圭司【月曜担当ライター】2019年1月14日
いきますよー。ひめたーんびーーむ!
ということでね、元・乃木坂46の“ひめたん”こと中元日芽香さんの必殺技でした。
そんな感じで、いきなりアイドルからはじめるという、我ながらえらいことになってきたと思う自分のMリーグ観戦記です。
で。
そんなひめたん(まだ話を続ける)、今は何をされているかというと心理カウンセラーになられています。「アイドル」という見られる職業、仲間でありライバルというアイドルグループの苦しさ。それを経験しているからこそ、できることがあるのではと思います。
さて。
Mリーグの話をしましょう。
Mリーグにかぎらず、メディアに出ているとどうしても「アンチ」が出てきます。「サイレントマジョリティー」ではないですが、多数派の「ファン」より少数派の「アンチ」の声の方が大きかったりします。
Mリーグの試合でもちょっとミス、いやミスどころかちょっとした所作に攻撃をしてくる人がいます。「これはいいプレイ」というコメントにも攻撃したりもします。なので、基本コメントはネガティブな空気になりがちです。
でもこれはしかたがない部分もあります。「好き」「嫌い」には理由がない場合が多々あります。また麻雀の場合、ファンはファンの「麻雀観」があるので、それとぶつかる場合があります。
「ここは代打川藤だろ」といっといて本当に出てきたら「いやほんまに川藤だすんかい」とオールド虎党はいっていたものです。
つまりいいたいのは、“ファン”が増えれば増えるほど“アンチ”も増えてくるということです。目立つ人ほど、叩かれます。
でもそんな中、Mリーグで圧倒的な支持を得ている人がいます。
松本圭世さんです。
Mリーグの勝利者インタビューを担当されていますが、彼女が出てきたら「待ってました!」「いいぞ!」「よくいった!」とポジティブ評価がほとんどです。全部ポジティブといってもいいぐらいです。しかもそのコメントも多いので「サイレントマジョリティー」どころか「クラウドマジョリティー」状態です。
そんなみんなの“まつかよ”こと松本圭世さんが、1/21(月)の1回戦を勝ったU-NEXTパイレーツの“コバゴー”こと小林剛プロにインタビューをしました。
冒頭に書いた“ひめたん”は「心理」カウンセラーですが、“まつかよ”は相手の「心境」を聞き出すため、「麻雀サイボーグ」である“コバゴー”にマイクをぶつけます。
まつかよ「対局を終えて、嬉しいという感情はあるのでしょうか?」
コバゴー「アリマスヨ。人並ミニハ……人並ミニハナイデスケド、チョットアリマス」
まつかよ、いきなり重めのジャブも、コバゴー、スウェーでかわす。
まつかよ「チームは一時期6位まで落ちていましたが、その間コバゴーさんはどのような心境だったのでしょうか?」
コバゴー「ぽいんとオオキクヘラシテイナイノデ、ジョジョニ浮上デキルト思ッテイマシタ。アト、ヒサト選手とチーム全体ノ勝利数ガナランデイタノデ、ヒトツ上ニイケテヨカッタデス」
コバゴー、ウィットに富んだ「ジョーク・プログラム」で反撃。
まつかよ「アガり逃しとかわかって、そういうのはさすがにちょっと悔しいなあという気持ちになるのでしょうか?」
コバゴー「“悔シイナア”ハ、アリマスネ。アトハ、笑ワレテタリトカ盛リ上ガッテイタリスルノカナ、トカ、ソンナコトモ考エテイタリシマスネ」
コバゴー、勝利の余裕か、真面目コメントの後に冗談をいう「ジョーク後のせ」という“特性”を炸裂!
まつかよ「あと2回連続放銃がありましたが、そのときの“心境”はいかがだったのでしょうか?」
コバゴー「アンマリオボエテイナイデスネ。エート、ナンダッケ?」
あれ? コバゴーの異変が……?
急にキレがなくなってきました。
まつかよ「そのあとダブリーチャンスからリーチ・ツモ・赤赤。こちらでトップになったわけですけどこのときの“心境”は?」
コバゴー「心境ハ、ソウデスネ……心境キキタガルネ」
コバゴー、まつかよのしっぽを捕まえた! まつかよが執拗に同じところを攻撃してくることに気づいた! 攻めている場所は“コバゴーの心”!
まつかよ大ピンチ! まつかよどうする!?
まつかよ「ロボの感情をいろいろ聞いていこうと!」
まつかよ、ポケモンばりに「満面の笑顔」と「かわいい仕草」の“特性”を発動!
しかし「かわいげ」属の攻撃は「ロボ」属にはあまり効果がないはず! この属性は相性が悪いのだ!