麻雀好きなら誰しもが考えたことがあるであろう「麻雀を仕事にしたい!」という願望。
「フリー雀荘のメンバーになってみたい」と思いながらも、仕事の内容がわからず応募する勇気がわかない方も多いと思います。
ここでは雀荘勤務の内容について、基本的な情報からメリット・デメリットなどを調査していきたいと思います。雀荘勤務をしていたMリーガーも紹介しますので、ぜひご参考に!
【目次】
雀荘勤務でかなえられる夢
- 好きな麻雀を仕事にできる
- 麻雀が強くなるための実践経験を積むことができる
- 強い先輩にアドバイスをもらったり、麻雀プロとの接点ができる
雀荘に勤務することで、仕事の中で麻雀に触れることが多くなります。その中で自分の麻雀力を鍛えることができ、更に麻雀プロなどとの交流を増やすことができれば、自ずと麻雀プロへの道が拓かれていくことも考えられます。
現在Mリーグで活躍中のプロ雀士たちも、元々は雀荘のメンバーだった方も多くいます。「プロ雀士への登竜門」、それが雀荘メンバーなのかも知れません。
雀荘勤務の基本情報
一般的な雀荘勤務の基本情報を調査してみました。
給与 | アルバイト:時給900〜1,300円程度 店長などの正社員:月給25〜40万程度 |
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業務内容 | ・ドリンク・フードオーダー対応・お会計処理などのホール業務 ・卓に入ってのお客様との対局 |
応募資格 | 18歳以上、業界未経験、接客未経験でもOKのところが多数 |
勤務体系 | 週1〜以上 |
勤務条件 | 服装・髪型自由、学歴不問 (場所によっては制服やスーツ着用の場合もあり) |
その他 | 女性スタッフや麻雀プロへの優遇などあり 寮完備の求人も多数 |
「雀荘」というホールの運営スタッフになるため、仕事内容としてはレストランや居酒屋などの接客業と近しい仕事内容と考えて問題ないようです。麻雀が打てない方でも、ホール業務のみ対応する場合もあります。時給は他のアルバイトよりも少し良いようでした。
プロ雀士として資格を取得することで、さらに待遇がアップする雀荘もあります。
また、雀荘に勤務することで、お店のサービスの各種割引制度が受けられることもあるようです。
雀荘勤務をしていたMリーガー
麻雀力アップのためには、やはり実戦に勝る修行はありません。今をときめくMリーガーの中にも、雀荘に勤務しながら麻雀の勉強に勤しんだり、雀荘経営をしながらプロ活動をしていた方も多くいるようです。そんなMリーガーたちを一部ピックアップしてご紹介!
鈴木たろうプロ(赤坂ドリブンズ/最高位戦日本プロ麻雀協会)
様々な大会のタイトルを保有し、どんな場況や状態でも最も優れた一打を見出すことから、「ゼウスの選択」というニックネームを持つ鈴木たろうプロ。雀荘での勤務経験も多く、一時期は雀荘を経営していたこともあるようです。
鈴木たろうプロのプロフィール
鈴木たろう、麻雀界随一のタイトル実績を持つタイトルコレクター
堀慎吾プロ(KADOKAWAサクラナイツ/日本プロ麻雀協会)
Mリーグ2020唯一のドラフト指名選手であった堀慎吾プロ。そもそもプロになる前は鈴木たろうプロと一緒に雀荘で働いていたことも。あまりの麻雀の強さに「強すぎるメンバーがいる」と噂され、アマチュアだった頃から雀荘界隈では有名だったようです。
堀慎吾プロのプロフィール
堀慎吾、30人目のMリーガーは遅れてきた雀王!
茅森早香プロ(セガサミーフェニックス/最高位戦日本プロ麻雀協会)
「天才すぎるオンナ雀士」と評される茅森プロ、麻雀プロになるきっかけは高田馬場の伝説の雀荘「ポリエステル100%」にホールスタッフとして勤務したところからだったようです。
茅森早香プロのプロフィール
茅森早香、天才すぎるオンナ雀士、猫好きの「にゃあプロ」
本田朋広プロ(TEAM RAIDEN/日本プロ麻雀連盟)
「北陸の役満プリンス」こと本田プロ、Mリーグに参戦する前は地元富山で「麻雀サークルSB」という雀荘を経営していたようです。
本田朋広プロのプロフィール
本田朋広、脚光をあびた北陸の役満プリンス
近代麻雀公式YouTubeチャンネル「麻雀遊戯王」で本田朋広プロにいい雀荘の見分け方を聞いてみました。雀荘で働きたい方はぜひご参考に!
雀荘勤務のメリット
・とにかく楽しい
「好きな麻雀を仕事にできること」「勤務中に麻雀が打てること」は、麻雀好きにとって何よりも大きいメリットではないでしょうか。麻雀を通じて職場内で仲良くなることも多いようで、あまりに楽しすぎてついつい勤務時間外でも雀荘に遊びに行ってしまう、というお話も聞きました。
・麻雀が強くなる
強い先輩や麻雀プロの手牌進行を見せてもらったり、その時の思考などを直接聞くチャンスがあります。普段一人で麻雀しているだけとは違い、色々な視点から麻雀を捉えることができる機会は、とても貴重なものではないでしょうか。
雀荘勤務のデメリット
・他の仕事に楽しさを見いだせなくなる
接客をしながら麻雀というゲームができる環境は、ほかの仕事ではまずあり得ません。そのため、雀荘メンバーから他の仕事に変えた際の落差に耐え切れず、また雀荘メンバーに戻る方も多いと聞きます。
・勤務時間が長くなる場合がある
麻雀を打ちながら接客をすることもあるため、ゲームの進行にあわせて勤務終了時間より長くなることがあります。数十分ではありますが、勤務後の予定の調整には少し余裕をもっていた方がいいかもしれません。
いかがでしたでしょうか?「麻雀を仕事にしたい!」と考えている方の参考になれば幸いです。是非自分のスタイルにあった雀荘を探してみてくださいね!