チームの窮地を救った 赤坂ドリブンズ園田賢の究極魔法「ミラクルファインセーブ」【熱論!Mリーグ】担当記者:ゆうせー

まずトップをとって連闘するのと違って、大きなラスをとっての連闘は肉体的にも精神的にも疲労が大きいように思う。

Piratesは他に3選手がいる。たしかに、石橋や瑞原は直近の成績が振るわないのもあるだろう。だが、朝倉がラスをひいた次の番というのは一つの出しどころではある。「自分が敵をとる!」という気持ちで臨める部分もあるはずだ。そして、なんといっても船長の小林がいるではないか。どんなときにも動じない鋼鉄のメンタルを活かすにはこの場面ではなかっただろうか。

どうしてもこの議論をすると上のように後出し感が出てしまうが、次に挙げるのは「悪い結果に出てしまった場合、一人の選手がしょいこんでしまう責任が大きくなってしまう」というリスク管理の面だ。

2選手でリレーしてどちらもラスを引いてしまった場合と比べると、連闘で2ラスを引いた場合には当該選手のダメージが大きいように思う。

ラスを引くかどうかはもちろんやってみないと分からないものだが、「もしラスを引いたとき」という視点からみると、1試合目と2試合目で選手を分けた方が選手へのダメージが分散され、またチームとしても「次みんなで取りかえそう!」というムードになったのではないかと思われる。

控室の雰囲気も知らないくせに偉そうな意見だ、と思われるかもしれないし、陣営の勝負策でもあったことも分かる。朝倉への絶対的な信頼があって託した面もあるだろう。

ただ、1Piratesファンとして、大事な試合で大きなラスを引いたあと、連闘策をとったことに対して疑問が残ったのでそれをつづらせていただいた。観戦されていたみなさんはどう思われただろうか?

全チーム残り8戦。もう一度チームランキングを見てみよう。

連勝すれば、100はプラスできるだろう。また、連敗してしまうと100近くマイナスしてしまうこともある。

ドリブンズ園田が踏ん張ったこともあって、依然熾烈を極めるボーダー争い。セミファイナル進出チームが決まる「Xデー」は、いよいよ2週間後の3月9日(月)だ。

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