密かに和泉由希子プロも読んでいる、業界オンリーで話題のプロ雀士コラム!【仲林圭のゲスコラム】VOL.8

密かに和泉由希子プロも

読んでいる、業界オンリーで

話題のプロ雀士コラム!

【仲林圭のゲスコラム】

VOL.8

こんばんは。今日もコラムの時間がやってきた。先日百恵ちゃんの新宿ガーデンと言うバーのゲストに行ってきたのだが、百恵ちゃんとこのコラムの話になった。お互いめんどくさがり屋でズボラな二人。この二人にとってこのコラムはかなり大変だと言う話で盛り上がった。コラムを書く時だが、いつも大体2時間ぐらいで一気に書き終える。何かに憑依されたかの如くスラスラと文章が浮かんでくるのだ。私たち二人は天才だと言う結論に至った。しかしながら憑依しないと全く筆が進まない。恐ろしいことに締め切りの1時間前に書き始めたりなどよくある。担当者の方から催促が来ると、今半分くらい描いてます!と連絡をする。実際は1文字も書いていないのにだ。星野さんいつも嘘ついてごめんなさい。ちなみに仲林は4月10日にゲストに入るので、暇な方は是非遊びに来て欲しい。

先日、男友達と飲んでいるときにどんなおっぱいが好きかと言う話になった。大体男の飲みの場の話など、こんなしょうもない話ばかりだ。巨乳、貧乳、美乳など色々と有る中、皆が意見を出していく。そんな中、仲林はバシッと自分の意見を言った。

おっぱいならなんでも好きだろうと。

それはそうだ。男とはそう言う生き物だ。おっぱいは非常に神聖なものであり、男誰もが憧れる神より授かりし果実なのだ。それをどんな形状をしているから優劣があるとは思わない。異論は認める。あまりにくだらない話をして申し訳ない。

さぁ、また昔話に戻って行こう。

最高位戦の福田征史プロをご存知だろうか。ふくちゃんの愛称で呼ばれ、元棋士会であり、最高位戦に移籍した魅惑のサウスポーだ。彼もまた波乱万丈な人生を歩んでおり、彼女に包丁で刺されそうになったり、家を燃やされたりした事もある猛者だ。現在はマーチャオでまぁまぁ偉いとこまで来ているそうだが、当時は雀荘「まーくん」でアルバイトをしていた。

そんな彼が棋聖戦と言うタイトル戦を優勝した次の日であった。私は現場にはいなかったのだが、彼は朝まで飲んで「まーくん」に出勤したそうだ。その時はいつも通りお客さんもいなく、綱川はカウンターに座り漫画を読んでいて、ふくちゃんはソファーで寝ていて、岸くんはトイレの中で寝ていた。そんな中、ドアが開いたらしい。お客さんが来店したのかと思ったら、そこには吉田光太が佇んでいた。

当時の光太さんは前にも言った通り、ジャックナイフだった。今では優しい先輩だが、その時は本当に怖かった。

雀荘に光太さんの怒号が響き渡った。待ち席にある机を蹴り飛ばし、ふくちゃんは飛び起き、トイレのドアを蹴り、岸くんを起こした。怒りに満ち溢れた光太さんは二人に説教をしたそうだ。正直、綱川の漫画を読んでるのはオッケーなのかと思ったが、寝てるのよりはマシと言うことだろう。

光太さんが帰ったあと、光太さんは福ちゃんにメールを送った。めでたい日の次の日だからしょうがないとは思うけど、今日は一日頑張ってみたいな内容だったと思う。やはり実際は優しい光太さんだった。

そんなある日、また光太さんと麻雀をしていた。棋士会の小林英夫プロとお客さんの小柳さんと言う4名で卓を囲んでいた。

ラス前に、小林プロからリーチが入る。仕掛けて押し返していく光太さん。それに対して小柳さんも参戦してきた。しかしながら、仲林。人呼んで龍を継ぐ者。この3人の戦いに割って入った。無筋を1枚勝負し、高らかにリーチを宣言する。

待ちは

待ちだ。

ソウズが非常に高い場でソウズでのめくりあいだろうと踏んでリーチをした。

そこに光太さんは少考し、ダイヤを押して来た。さすが光太さんだ。凛と構えた姿勢で押し返してくる。仲林のツモ番になった。牌に触れた瞬間、だと思いそのまま叩きつけた。叩きつけた牌の摩擦で卓上から煙がもくもくと上がり、龍を継ぐ者としてここまで来たかと自分で感心したものだった。

しかし、煙が消え、仲林の手牌の横に現れたのはだった。みなさんはわかるかどうかわからないが、の盲牌ってちょっと柔らかくて、に似てるのだ。じっとを見つめる仲林と他3者。先ほども言った通り、全員ソウズ待ちっぽい。なんならダブロンまでこのはある。どうしよう。もしかしたらこのまま誤ツモしてしまった方が安く済むのではないか。しかし、なりたてとは言え麻雀プロの端くれ、それはできぬ。

「すみません、誤ツモです」

そう言ってをツモ切った。なんとかは誰にも当たらず、あがり放棄でその場は終わった。

麻雀が終わると光太さんは目を輝かせ仲林に声をかけてきた。

「ついに俺を超えたかと思った。あれほど衝撃的なツモあがりは未だかつてみたことがなかった。一発ツモを確信して見ないで叩きつけたんだろ?わかるよ」

そう、少年のような目で話しかけてくる光太さんに本当のことは言えなかった。一発ツモを確信して叩きつける事などお客さんが溢した牌とかでないとなかなか出来ないだろう。ただの盲牌を間違えただけなんですとは言えなかった。嬉しそうに話しかけてくる光太さんの笑顔を守るために仲林は嘘をついたのだ。

4メンチャンで一発ツモだと思い、叩きつけましたと。

その日、嬉しそうに帰った光太さんはあの名作、横向き激闘記に「片鱗」というタイトルのブログをあげていた。

この日、仲林も誤ツモフレンドの仲間入りをしたのだった。

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