雷電ユニバース全員が恋に落ちた “オーラスの女神” 黒沢咲の渾身の一振り【Mリーグ2020セミファイナル観戦記4/15】担当記者:ゆうせー

雷電ユニバース全員が

恋に落ちた

 “オーラスの女神”

黒沢咲の渾身の一振り

文・ゆうせー【木曜担当ライター】2021年4月15日

4月15日 1試合目

東家 勝又健志(EX風林火山)

南家 沢崎誠(KADOKAWAサクラナイツ)

西家 黒沢咲(TEAM雷電)

北家 園田賢(赤坂ドリブンズ)

実況 小林未沙 解説 河野直也

苦しい立ち上がりとなったチーム雷電。

セミファイナル第3戦目は、

黒沢に託された。

その黒沢、東1局5巡目

【5ソウ】をツモって思案する。

選んだのは、

【赤5ピン】だった。打【2ソウ】とした場合には、ツモ【3ソウ】ピンフイーペーコーを逃してしまい、また、

この【2ソウ】引きをとらえられない!

高打点派でも欲望に溺れない、黒沢の優雅なバランス。

ここに、

好配牌を手にしていた親の勝又、

さらにはメンタンピンに仕上げた園田が次々に襲いかかってくる!

結果は…

黒沢が園田から【3マン】を出アガリ。リーチ赤ドラ、テンパネして6400点のアガリとなった。

東2局は、親番沢崎の選択が面白い。

まずはトイツの【6マン】を第一打にチョイス。ピンズのホンイツ一気通貫、そしてチャンタやドラ引き全て残した一打だ。【發】ホンイツにもチャンタにも使えるのでキープ。

次にツモったのは、

【發】だ!だが【8ソウ】を切ってチャンタを見切っている!!

この打【8ソウ】も驚いたが、

次巡【8ソウ】を引きもどして、

【2ピン】!!沢崎の本線はピンズのホンイツであろう。ではなぜ【2ピン】を切ったのだろうか?

おそらく沢崎は【2ピン】【6マン】【8ソウ】【9ソウ】全てを払っていく上で、

「どの切り順をすれば、この手をホンイツでアガリやすく出来るか?」

と考えて河を作りにいったのではないだろうか。

この打【2ピン】はツモ【2ピン】【3ピン】こそロスとなるが、【4ピン】を引いてもピンズ部分が、

【1ピン】【2ピン】【3ピン】【4ピン】【6ピン】【8ピン】【9ピン】【北】【北】【發】【發】

一気通貫が確定する。また、ツモ【1ピン】

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