【クイズ解けたら君もMリーガー】魚谷プロは打点厨?【渋川難波その27】

 決め手を作ろう!

このコラムでも何度も言っていますが、打点意識は非常に大事です。しかしそれと同様にスピードも大事です。
今回は、そのバランスについてのお話をします。

「最速マーメイド」でお馴染み、スピードと打点のバランスの優れ魚谷侑未選手。
それぞれ何を切ったでしょうか?

 

 ドラ

何を切る?

 ドラ

何を切る?

 

解答

1枚目 打
2枚目 打

解説

まず1枚目から解説していきます。

 ドラ
この手、素直に和了りに行くならオタ風のを切るでしょう。そして、ホンイツを見るならを切るのではないでしょうか?
しかし、魚谷選手はここでを切りました。
この時の魚谷選手の思考を考えてみましょう。
①字牌を切ると、安くなるのに形が悪いので、あまり良いことがな
ホンイツに行くならは全ていらない
③カンがサクッと入っても、まだ形が悪いし安くなるだけ。ならばを残してドラ引きに備えてみよう

以上のことから切りとなりました。
ここで大事なのは、を切っても形が悪すぎて、別にそこまで速くはなっていない、ということです。
どうせ遅い手なら、高くした方が得ですよね?
わずかでも速くすることを狙うより、大きく打点を上げることを考えましょう。
ちなみに結果はこうでした。

惜しくも和了れませんでしたが、しっかりとマンガンのテンパイを入れることはできました。

それでは続いて2枚目の解説です。

 ドラ
普通に考えると辺りを切るでしょう。かなりリーチは打てそうですし、ドラ引きにも対応していて456の三色もあります。
しかし、魚谷選手はを切りました。これだと速度は遅くなりますし、456の三色にもなり辛くなりました。
では、何故を切ったのか考えてみましょう。


①点棒状況を見ると、安い和了をしてもあまり意味がない(三着目でオーラスになる)
②マンガンをツモると、一気にトップ目でオーラスを迎えることができる
③456の三色になるには、と必要で、崩れやすい
を切れば、少なくともタンヤオにはかなりなるので、それなりの打点は確保できる

つまり、スピードを犠牲にしても打点を狙う価値がかなりある状況だったのです。
そしてその場合、不確定な三色より確定しているタンヤオの方が良い!となったのです。
結果はどうなったかと言いますと……


見事、メンタンピンツモ一盃口赤のハネマンのツモ和了となりました!
落としが今度は最高の結果となったのです。
毎回打点を狙ってはダメですが、上手い人は絶妙なバランスを取って打点を狙いに行くので是非参考にしてみてください。
それでは、また!

渋川通信

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