セクシュアルマイノリティとして、少しでもみなさんの記憶に残りたい EX風林火山ドラフト会議指名選手オーディション【黒羽翔インタビュー】

セクシュアルマイノリティ

として、少しでもみなさんの

記憶に残りたい 

EX風林火山ドラフト会議

指名選手オーディション

【黒羽翔インタビュー】

黒羽翔(日本プロ麻雀連盟)

Twitter:https://twitter.com/mistvoise

 

-今回、どんな思いを抱いてオーディションに参加されたのでしょうか。

プロなら誰でも参加できるような大会で、ごく僅かかもしれないけど、そういうチャンスをものにできたらという思いと、あとはセクシュアルマイノリティとして存在している一人なので、そういう存在が身近にいるということをもっと多くの人に知ってもらいたいと思い、参加しました。

-セクシャリティについて、具体的に伺ってもよろしいですか。

表向けにはゲイ、男性の同性愛者と名乗っていますけど、もう少し細かく分類していくと「Xジェンダー」と言われる、自分の性が分からない、自分がどこに属しているのか分からないというところに当てはまります。恋愛対象は男性ですけど、自分の心の中の性はどっちつかず、という感じです。

-麻雀、特にMリーグは男性と女性が対等な立場で戦います。

自分がプロに入ったときにMリーグが始まり、男女が一体になっているリーグは、メディアでは特に珍しいと思っていました。プロ団体でも女性だけのリーグがあるとか、リーグ戦でも女性は私服だけど男性はスーツじゃないとダメ、みたいな風潮に息苦しさを感じていて、自分の望む格好で打ちたい、男女を分けられたくないという思いはありました。Mリーグは基本的に男女でユニホームが一緒で、統一感があって私としては感動的だなと思いましたし、男女混合チームだと定められたこともすごいことだと思っています。Mリーグは男女統一みたいなところを目指しているのは魅力的でしたし、もし男性だけのリーグだったら目指さなかったかもしれません。

-最後に、オーディションへの意気込みをお聞かせください。

自分はまだプロになりたてで、有名でもないですし、有名な方が何人も参加されていますけど、卓に座ればあまり関係はないと思っています。もちろん狭き門だとは思いますけど、今回のオーディションをきっかけに、少しでもみなさんの記憶に残るような活動をしていき、こういう人がいたな、みたいに話題になればいいと思います。

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