話題を集めたオーディション、そしてドラフトへ EX風林火山・藤沢晴信監督インタビュー

話題を集めたオーディション、そしてドラフトへ EX風林火山・藤沢晴信監督インタビュー

2021年のMリーグオフシーズンにおいて麻雀ファン・Mリーグファンの話題を一手に集めた、EX風林火山によるドラフト会議指名選手オーディション。激戦の末に優勝を果たした松ヶ瀬隆弥(RMU)が8月上旬に行われるドラフト会議で指名されることが決まったが、今オフのEX風林火山滝沢和典の退団を受け、もう1名の選手獲得を表明している。残り1枠の選手選考についてはどのように考えているのか。オーディションの総括と合わせ、藤沢晴信監督にお話を伺った。

-オーディションが無事終わりました。率直なご感想をお願いできますか。

こんなに劇的な展開になるとは、考えたときはもちろん、実際にスタートしたときも全く想像がつきませんでした。本当に、見応えのある素晴らしい戦いでした。

-ファンの方も含めて、想像以上の盛り上がりがあったと思います。

想像以上でしたね。とんでもないことをやってしまった、という感じもありました(笑)。準決勝には無名の若手の方が入ってきて、1人減り2人減り、最後は一番若い小沼プロが残りました。彼にとって結果は残念でしたけど、やっぱり見ていて心地よかったですね。本当に誰が入っても戦力になると思いましたし、EX風林火山のファンはもちろん、本当に多くの方に楽しんでいただけて、良かったと思いました。ただ、最後は見ていて胃が痛くなりましたね。

-オーディションでは松ヶ瀬プロが優勝されました。どういうところに期待されますか。

大舞台に強いことをみなさんに見せましたよね。こんなに説得力のあることはありません。本人も自信があるみたいですし、期待しています。松ヶ瀬プロは3人目の選手として、ドラフト会議で指名します。

-万が一松ヶ瀬プロが他のチームから指名を受けてしまった場合は、2位の本田選手を指名されるということでしょうか。

順番で言えばそうなります。2位が指名されたら3位、3位が指名されたら4位となります。この順番を変えるのはあり得ません。

-そして、ファンの方が気になるのは4人目の選手です。4人目の選手に関してはオーディション内外から選ぶという話でしたが、今の時点ではどのようにお考えでしょうか。

本当に、まだ決めていないんです。もちろん連覇を狙うことは間違いないですし、それに足る大事な戦力となる方がオーディションで優勝してくれました。それを踏まえてもう一人をどうするかは、総合的にどういうふうにチームづくりをするか、ですね。

-若い選手を育成枠で獲る、ということも。

若い選手が育成枠、という考えはありません。たとえば仮に小沼プロを指名したとしても、もちろん戦力の一人として指名します。あくまでも、戦力として妥当かどうか、という発想です。年齢・性別などは関係ありません。

ただチーム運営なので、麻雀以外のプラスアルファがどうなのか、というところもあると思います。強くても、結果を残せるか残せないは麻雀なので紙一重です。強いだけでいいのかどうかは、考えなければいけないと思います。とは言え、大舞台に強い方が最高の形で入ってくれそうなので、4人目の選手が誰になったとしても、戦力としては大いにプラスになると思っています。

-4人目の選手として、決勝・準決勝に残った選手を獲る可能性もありますか。

それはもちろんですし、もっと言うと、オーディションで予選敗退した方も候補になります。また、オーディションに出場していない人も考えています。だから難しいわけです。どうなるにせよチームの方向性、「チームはこういうふうに考えているんだ」というメッセージになるような指名を、僕だけでなく選手、社内、ファンの方々、協賛社の方々の意見も聞いて決めていければと思っています。

-具体的に、今はまだ候補がいるわけではない。

さすがにいますけど、現時点では5人以内、とだけお伝えします。選考に関しては、ファンの方や協賛社の方などから直接のご意見はすでにいただいていますけど、それ以外の見えない声、こうしたらこう思われるとかは、あまり気にしないでいきたいですね。こちらが信じて決めたことについてきていただきたい、応援していただきたいと思っています。 

-今回のドラフトには、多くの方が注目されると思います。

無事ドラフトを終えて、早く新チームで落ち着いてスタートしたいですね。

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