昨日のオーラス、テンパイノーテンで変わる局面での8m切らず、思考を聞きたいと言って頂けたので…!
朝倉さんの条件的に、自分が赤赤持ってる以上ドラの2pが雀頭の可能性が高い、5pポンでピンズが分断されたのでピンズのブロックは22555pで終わりっぽい。(続)
— 伊達朱里紗(だてありさ) (@_datex_) October 9, 2021
タンヤオと仮定した場合萬子が25m36m47mが通って残りは58mしかない。あとは索子2ブロック構成っぽいな〜とか思いつつ、残りの唯一の萬子筋の58mはチーもロンもキツすぎる、
絶対オリないけどここはねばりきろう、的なことを考えてました!
合ってるかはわかりませんが結果が噛み合って良かったです!— 伊達朱里紗(だてありさ) (@_datex_) October 9, 2021
この局面について、卓の状況を添えて本人からの解説を紹介する。デビュー戦、前局12000を放銃、どうしてもテンパイを取りたい。そんな幾重ものプレッシャーがかかる状況で、目先のテンパイだけにとらわれず冷静な判断を下す。この一打と背景にある思考に、伊達の大器としての片鱗を見た気がした。
直後、朝倉の手牌が変化して打。伊達はが打てるようになった。
伊達は瑠美の切ったをチーして形式テンパイを取り、遅れてテンパイした朝倉を振り切って2着でデビュー戦を終えた。
た、た、た、た、た、楽しかったーーーーーーーーーーー!!!!!わーーーーーーーもっともっと麻雀打ちたいーーーーー!!!!!!!ご視聴ありがとうございましたーーーー!!!!!!!!!!
— 伊達朱里紗(だてありさ) (@_datex_) October 8, 2021
伊達はこの一戦を「楽しかった」と振り返っている。大舞台を純粋に楽しめるのは、伊達が声優として数々の大舞台を経験してきたこともあるだろうが、何より麻雀が大好きであることの証と言っていいだろう。堂々の戦いっぷりは、彼女の今後の活躍を予感させてくれた。
最後に、余談を少々。
沢崎のドラ切りを見て、瑠美がこの表情。
点棒授受の間違いを正すアナウンスの音声に驚く伊達。
乙女な沢崎。なぜそのポーズを?
Mリーグでは、もちろん選手たちの熱い闘牌が最大の魅力ではあるのだが、選手たちは勝負に入れ込むあまり、普段はなかなか見られないユニークな一面を見せてくれることがある。これらは牌譜や記事を追うだけではなかなか見られないものだ。Mリーグをご覧の際は、ぜひこうした選手の表情などもチェックしていただけると、より放送を楽しめるようになると思う。
筆者は、伊達選手の「オラァ!」って感じのリーチモーションが大好きです。ぜひ、ABEMAプレミアムでチェックしてみてください。
さいたま市在住のフリーライター・麻雀ファン。2023年10月より株式会社竹書房所属。東京・飯田橋にあるセット雀荘「麻雀ロン」のオーナーである梶本琢程氏(麻雀解説者・Mリーグ審判)との縁をきっかけに、2019年から麻雀関連原稿の執筆を開始。「キンマweb」「近代麻雀」ではMリーグや麻雀最強戦の観戦記、取材・インタビュー記事などを多数手掛けている。渋谷ABEMAS・多井隆晴選手「必勝!麻雀実戦対局問題集」「麻雀無敗の手筋」「無敵の麻雀」、TEAM雷電・黒沢咲選手・U-NEXT Piratesの4選手の書籍構成やMリーグ公式ガイドブックの執筆協力など、多岐にわたって活動中。