4分の3をどう戦うか 白鳥翔、勝利を手繰り寄せる盤石のゲームメイク【Mリーグ2021観戦記11/29】担当記者:東川亮

もちろん、【8ソウ】がそこにあったのはただの結果でしかない。だが、渋谷ABEMASの公式Twitterで本人が語るところによると、白鳥は松ヶ瀬が一発消しをすることを期待して【1ピン】を切ったのだという。

ゲームスタッツはご覧の通り。全12局中、白鳥がアガったのは3回。まさに確率通りだ。だが、この試合の白鳥が秀逸だったのは、アガらなかった残り9局、4分の3での立ち回り。常に点数をキープし、他3者のやり合いを見ながら確実に局を進めたことが、グラフからうかがえる。

麻雀は自分がアガるだけのゲームじゃない。絶妙のアシストのみならず、自身がアガリに向かわない局面における、白鳥の巧みなゲームメイクが光った一戦だった。

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