誰が君を責められようか 戦え伊達朱里紗 過去を振り切る大きな1勝【Mリーグ2021-22 セミファイナル観戦記4/5】担当記者:ZERO/沖中祐也

君はそう言うが、レギュラーシーズン+269.5の活躍でチームを牽引してきた事実を忘れてはいないかい。

点棒授受のミスに関しては、たしかに不手際だったかもしれないけど、それはそれ。

レギュラーシーズン… 安くとも勝負手とみるや押し切ったり、四暗刻テンパイでも自分の感覚を信じてオリたり… 凛とした表情で戦う君に、我々視聴者は釘付けになった。

今季の話題をかっさらったと言っても過言ではなく、君が積み上げてきたものは、そんな簡単に崩れるものではないと思うよ。

KONAMIファンも

チームメイトも

感謝こそすれ、誰が君を責められようか。

これからもきっと手痛い放銃はあるだろう。

でもずっと戦いは続くんだ。

戦っていい、じゃなく、戦うんだ。

オーラス、ハネツモ条件の茅森が逆転への一振りを放つ。

伊達は一発とハイテイを消すチー。

すぐオリて伏せる算段だったが…

僥倖の12000となってトップを確実なものにした。

対局室を出る際、伊達はこみ上げる感情を抑えることができなかった。

試練を乗り越えた女戦士は、また一回り強くなったのかもしれない。

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