【 #神域リーグ 第9節観戦記】第25試合 多井隆晴 vs 白雪レイド vs 因幡はねる vs Fra 【文 #縦鳥千波 】

リーチ宣言牌のをチーしてテンパイをいれた多井選手がリーチをかわした。

Fra選手の少しの迷いを見流さず多井選手がアガリをものにした。
トップを意識している多井選手はとにかく攻めの意識が高い。

【はねるがはねた！】

東4局、因幡選手に勝負手が入る。
タンヤオ平和イーペーコーに456の三色も見える手だ。
タンヤオを確定させる打か、広くて三色の可能性のある打が有力だろう。

因幡選手は打。受け入れがせまく、タンヤオがつかなくなってしまう。
何を切ればいいか選択肢が多くわからなかったようで、あとで松本監督にきくそうだ。

これは裏目にならずすぐにテンパイ！　次は待ち選択だ。

枚数の多い待ちでリーチとした。なら三色もつく。

しかしこれに親番のFra選手がすぐにおいついた。

因幡選手の選択が結果的に大正解で一発でツモ！

これまでの神域リーグ、なかなか大きい手をアガれなかった因幡選手だが、ここぞという場面で大きいアガリがでた。裏ドラも乗って、はねるの跳満だ。

【今度は迷わないFra】

南1局、先制リーチをかけたのはFra選手。
東3局のように今度もリーチのみの愚形になってしまうがすぐにリーチをうった。
ラス目ということもあるだろうが、今度は迷わなかった。

リーチを受けた多井選手は最後の親番を簡単に手放したくない。
はドラだが、どうせ安牌が無いためを打った。

対面の因幡選手がポンして二面のテンパイ。

2軒に挟まれ、親もドラを切ってきている中、白雪選手もうまく追いついた。
待ち選択で待ちが多いのはカンだが。

因幡選手に通りそうなをうち、リーチの現物待ちにできるカンにとるいい選択。

ドラドラある手ではあったが、2件に通っていないを引いて撤退。
首位チームであることもあり、無理する必要はない。

同じくを引いた因幡選手だが白雪選手と違いこちらは、二面の満貫テンパイだ。

しかし因幡選手もでやめた。チームは4位だが、この試合は現在トップ目だ。ここも無理をしない選択をとった。

結果、Fra選手の１人テンパイに成功。リーチのみをあがるより高い収入を得られたかもしれない。愚形のドラなしの手だろうが、先制リーチの強さが生きた局だった。

【Fra選手の大物手】

先ほどテンパイ料で加点したFra選手がドラを重ねて先制リーチ！
一気にトップが近づく跳満以上確定の大物手だ。

リーチを受けてイーシャンテンになった因幡選手の手はが浮いてしまっている。

因幡選手はここも甘えずにオリていった。
たしかに安牌3枚ある状況からトップ目で振り込むのはばからしい。思わず放銃してしまいそうな場面をしっかり回避した。

白雪選手は形は悪いが、ラス目で最後の親番である。しかも安牌は2枚で、切ると形がかなり崩れてしまう。

だがここも、甘えずに打で無理せず現物を切っていった。現在首位のアトラスらしく、ポイントを守る賢明な判断。

またもFra選手の１人テンパイで流局。先ほどのカンの待ちの流局と違い、この手をアガれないのはかなり痛かった。

【白雪選手の鋭いしかけ】