ダマテン、リーチ、鳴いての1000点 極上のスマイルと共に提供される 小林剛バリューセット【Mリーグ2022-23観戦記11/3】担当記者:徳岡明信

堀とは対照的に軽快なアガリを5回も決めてニコニコの小林。
ようやく今シーズン初トップを決めてようやく船長のパイレーツポーズをクルーに届ける事が出来た。

得点推移を見てもまさに小林の一人相撲。
終始誰も寄せ付けることなく海賊船はトップまで全速力で駆け抜けた。

これでパイレーツは全員がトップを獲得した。

「2度目のシャーレは絶対に俺達が1番に頂く」

シン・パイレーツの逆襲劇が今宵始まった。

 

あとがき 耐えに耐えた軍師らしさ全開の2着

全7回中5回のアガリをものにした小林。
ノリノリの小林にも果敢に対抗していった堀。
後手の展開が多いながらも必死に粘って戦い抜いた村上。

その影でじっと鳴りを潜めていたのは勝又だった。

オーラスには、早々にドラの【8マン】を見切ってのチートイツダマテンでサクッとアガり2着をキープ。

勝又がドラの【8マン】を切った直後に堀が重ねたのだ。この1巡の後先で展開がガラッと変わっていたのは間違いない。
まさに紙一重のドラ切りとなった。

リーチ0回、放銃0回、東1局にテンパイ料を1回もらってからはオーラスまでじっと身を潜めた勝又は
まさに「動かざる事山の如し」の姿であった。

南3局の親番中も

堀のリーチに自身はピンフドラドラの1シャンテン。
【3ソウ】のワンチャンスで【2ソウ】を勝負するかと思いきや、ここから現物の【3ソウ】s切り。

「ここで放銃してしまったら今までの我慢が無駄になるでしょ?」
そう言わんばかりにスッと【3ソウ】を切る姿は実に勝又らしかった。

小林のアガリが目立つ展開の中でもそれぞれの選手が持ち味をじっかり出していた試合であった。

序盤ながら渋谷ABEMASが頭1つ抜け出した形だが、各チームが最高のパフォーマンスを武器に反旗を翻す機会を伺っている。
今シーズンのMリーグも1試合とも目が離せないぞ!

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