南4局2本場にて、トップ目瑞原が逃げ切りのテンパイを入れ、日向から出アガりを決める!
乱打戦からの超接戦となったオーラス、瑞原が自らの手でトップを確定させ終局となった。
今シーズン3勝目となった瑞原。
今回のトップにより個人成績も首位となり、2期連続MVPが現実味を帯びてきた。
全員に手が入りぶつかり合ったことで乱打戦となった本試合だが、振り返ってみると、トップの決め手は東1局の守備にあったように思える。
役なしテンパイを一度壊し、を引き再度テンパイを入れた日向が先制リーチ。
対して瑞原の手牌がこちら。
234の三色が見えるイーシャンテンだが、・が残り少ない。の周りでメンツを作ることも想定し、名一杯に構えていたところだ。
リーチを受けた一発目、を引きテンパイする。
まっすぐ打つなら3m切りリーチで、日向へ放銃となっていたのだが、瑞原は打2mを選択し放銃を回避した。
この選択について、自身のYoutubeチャンネルにて「が切り遅れた場合は辞める前提で、この瞬間のテンパイする牌を広くした」と説明していた。
参考:ミズハラちゃんねる
結果論ではあるが、仮にここで放銃していた場合、アガったのが2着だった日向になっていたため、全く別のゲーム展開になっていただろう。
テンパイスピードを最大にしつつ、手牌に溺れず臨機応変に選択を変える決断が、結果としてパイレーツにトップを持ち帰ることになった。
瑞原のトップにより、パイレーツは4位に浮上。
躍進を続ける新生パイレーツを昨年MVPの瑞原がどこまで導けるのか、その操舵に期待が集まる。
日本プロ麻雀連盟所属プロ。株式会社AllRuns代表取締役社長。業界を様々なやり方で盛り上げていくために日々奮闘中。Mリーグ観戦記ライター2年目。常に前のめりな執筆を心がけています(怒られない範囲で)。Twitterをフォローしてもらえると励みになります。
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