狂気の沙汰ほど面白い…!神の一打が飛び交う極上の半荘を制するのは…誰だ!【Mリーグ2022-23観戦記1/12】担当記者:ゆうせー

運命に身を委ねる近藤。

堀が切ったのは、

【9ピン】だった。1枚切れのシャンポンリーチだと、トップ目の近藤はかけづらいはず、という読みだ。

また、堀はアガリも見たいところだが、流局の際に一人ノーテンだとラスになってしまう。
わずかな危険は冒しながら、手の形は保った格好だ。

「ポン」

伊達が【北】を鳴いてテンパイだ! 待ちは【南】

死力を尽くした戦いが終わろうとしている。

この半荘最後の牌は、

【南】であった。

ダブ【南】ドラの4800。

近藤からの直撃で、伊達の逆転トップとなった。

伊達の表情がこちら。

辛いこと。悲しいこと。苦しいこと。

麻雀と真剣に向き合えば向き合うほど、心は傷ついてしまう。

それでも、伊達は勝利を目指して前に出た。

Mリーグ史に残る極上の半荘の最後、

そんな彼女に、

麻雀の女神は微笑んだのだった。

 

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