この勝負を制したのは親の高宮だった。
2000オールをアガってまずは瑞原をハナ差程交わす事に成功した。
親のアガリで助かったのは園田。
今宵も劇的なマクラーレンの舞台は整っていただけに、本当に耐えたといっていいだろう。
しかし最後は園田が自力でトップをもぎ取るアガリ。
何度何度も危ない橋を渡って掴み獲った大きな大きな1勝。
ドリブンズカラーに会場を染め上げ、
園田は安堵の表情を見せた。
これがチームを背負った男の戦い。
普通の押し引きバランスではないかもしれない。
不利な戦いの強いられる状況も多くなるだろう。
それでも結果を出した。
追いつめられる恐怖も人一倍経験して、
それも全部撥ね退けてもぎ取ったトップ。
これぞ「執念」
園田賢の生き様に漢を見た。
長らくポールポジションだった8位の席をついに脱却したドリブンズ。
「奇跡」はもう「現実」に変わろうとしている。
最高位戦日本プロ麻雀協会46期前期。九州在住のプロ雀士。
麻雀と愛猫(ピンフ)を愛してやまない。嫁の小言にはベタオリ気味。
著書:最高位戦コラムFACES
Twitter:@aktk0207
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