「奇跡」を「現実」に 園田賢が魅せる「生存」への「執念」【Mリーグ2022-23観戦記3/6】担当記者:徳岡明信

この勝負を制したのは親の高宮だった。
2000オールをアガってまずは瑞原をハナ差程交わす事に成功した。

親のアガリで助かったのは園田。
今宵も劇的なマクラーレンの舞台は整っていただけに、本当に耐えたといっていいだろう。

しかし最後は園田が自力でトップをもぎ取るアガリ。

何度何度も危ない橋を渡って掴み獲った大きな大きな1勝。
ドリブンズカラーに会場を染め上げ、

園田は安堵の表情を見せた。
これがチームを背負った男の戦い。

普通の押し引きバランスではないかもしれない。
不利な戦いの強いられる状況も多くなるだろう。
それでも結果を出した。

追いつめられる恐怖も人一倍経験して、
それも全部撥ね退けてもぎ取ったトップ。

これぞ「執念」

園田賢の生き様に漢を見た。

長らくポールポジションだった8位の席をついに脱却したドリブンズ。
「奇跡」はもう「現実」に変わろうとしている。

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