何度も訪れた分岐を越えて 本田朋広、脅威の粘りで掴んだトップ【Mリーグ2025-26 レギュラーシーズン 観戦記 1/29 第1試合(麻雀チャンネル)】担当記者 宮水さくら

何度も訪れた分岐を越えて 

本田朋広

脅威の粘りで掴んだトップ

文・宮水さくら【木曜担当ライター】2026年1月29日

第1試合

東家:岡田紗佳KADOKAWAサクラナイツ
南家:瑞原明奈U-NEXT Pirates
西家:松本吉弘渋谷ABEMAS
北家:本田朋広TEAM RAIDEN / 雷電)

この一戦の主役は、本田朋広だ。
雷電は現在リーグ5位。セミファイナル進出が許されるのは6位までで、まだ余裕があるとは言えない立ち位置にいる。ここから先、1試合1試合の結果が、そのままチームの行方を左右する局面に入ってきた。

本田といえば、毎シーズン安定してポイントを積み重ねてきた雷電のポイントゲッター。しかし今季は、思うように結果がついてこない試合が続いている。内容は決して悪くないものの、アガリまで最後の一枚が来てくれない。そんな歯がゆさを抱えたまま迎えた登板。

東2局
本田が【6ピン】【5マン】のシャンポン待ちでテンパイを入れる。


ただ、この時点では役がなく、ここでどう構えるかがポイントになる局面だ。

本田は即リーチには踏み切らず、ヤミテンを選択。
ピンズが「【3ピン】【4ピン】【5ピン】【6ピン】【6ピン】」と連続した形になっており、良型への変化が十分に見込める手牌だったことも、この判断を後押ししたのだろう。
数巡後、本田は【6マン】を引き入れ、待ちは【4マン】【7マン】へと変化。


ここで満を持して先制リーチを放つ。

そして一発で【7マン】をツモアガリ。


リーチ一発ツモ赤ドラ2000-4000の加点に成功した。

最初のテンパイで即リーチをせず、一度ヤミテンに構えて手牌の成長を待った選択が、きれいに結果へと結びついた一局だった。

東3局
ドラの【6ピン】がトイツの手から、本田は【南】をポンして仕掛けを入れる。


その後【6ソウ】をツモり、ここで一つ分岐が訪れた。

ドラを2枚とも使い切るなら【1ピン】【2ピン】を切る手もある。一般的には【9ピン】切りが選ばれやすい形だが、本田はここで【1ピン】【2ピン】を払う選択をした。

次巡、【赤5ピン】をツモ。

満貫が見える勝負手へと一気に変化し、その後に手牌は【4マン】【6ピン】のくっつきイーシャンテンに。
そこへ松本が切った【8ピン】を678で仕掛け、【4ピン】【7ピン】待ちのテンパイを入れる。【南】・ドラドラ・赤の8000点が見える形だ。

さらに岡田もドラドラの勝負手に育ち、勝負した【4ピン】が本田のアガリに。


本田がこの局を制し、8000点を加点。

南4局2本場
本田の親番が回ってくる。
しかしここまで、親の6000オールを2度被弾し、持ち点は20900点まで削られていた。ここからが、本田の真骨頂とも言える時間帯だ。

【2マン】をツモり、【2ピン】【5ピン】待ちと【3ピン】【6ピン】待ち、どちらでもテンパイが取れる形。


本田は【2ピン】【5ピン】待ちを選び、先制リーチを放つ。ただ、この待ちは山に3枚。結果的にアガリには至らず、本田の一人テンパイで流局となった。

南4局3本場
ハネマンツモでトップが見える岡田に、ドラドラの手牌が入る。
メンゼンで高打点を狙う進行もある中、岡田は本田から切られた【7マン】を1枚目からチー。

トップではなく、2着を見据えた仕掛けを選択した。

この仕掛けを見て、本田もスピードを合わせる。【南】バックで【北】をポンし、状況に応じた対応を見せる。

その後、本田は役のない【8ソウ】をアンコにし、役なしのままカン【4マン】待ちでテンパイ。


このテンパイ時に打ち出した【7マン】を岡田が仕掛け、【5ソウ】【8ソウ】待ちでテンパイを入れる。

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