何度も訪れた分岐を越えて 本田朋広、脅威の粘りで掴んだトップ【Mリーグ2025-26 レギュラーシーズン 観戦記 1/29 第1試合(麻雀チャンネル)】担当記者 宮水さくら

形式テンパイを取っていた本田は、【3ピン】を引いたところで、一度テンパイを外す選択。


ここで岡田に8000点以上を放銃すると4着に落ちる点棒状況であり、冷静な判断と言えるが、親番でこの判断を下せる胆力には驚かされた。

次巡、【赤5ピン】をツモリ、再びテンパイが復活。


そこに瑞原が【4マン】を引き、【2ピン】【5ピン】待ちでリーチ。


結果は岡田・瑞原・本田の3人テンパイで流局し、南4局は継続となった。

南4局5本場
本田はドラの【8ソウ】をアンコにし、【5ソウ】【8ソウ】【6マン】待ちでテンパイを入れる。


タンヤオがあるため、ここはヤミテンを選択。親の満貫をアガると、一気にトップ目へ浮上できる局面だ。

岡田が切った【8ソウ】が、本田のアガリに。


12000点、供託を含めて13500点の加点に成功し、ついにトップ目へと躍り出た。

南4局6本場
最後は瑞原が、3着死守のタンヤオ・ドラ1、500-1000の6本場、1100-1600のアガリを決めて終局。


この結果、本田のトップが確定した。

試合後のインタビューで本田は、チーム状況やボーダー争いについて問われると、

「まだまだセーフティーリードではないですね。300以上離れないと怖いです」と、笑いながらも気を緩めない姿勢を見せた。

この日のトップに満足することなく、「まだまだポイントを伸ばしていきたい」と語るその言葉からは、チームを背負う覚悟と、勝ち続けることへの意識の高さが伝わってくる。

苦しいシーズンを戦い抜いてきたからこそ、目の前の一勝に浮かれることはない。

粘り強く、冷静に、そして着実に。

ボーダー争いが続く中で、本田の一局一局が、雷電にとって何より心強い存在であることを改めて示した一戦となった。

このトップは、単なる一勝ではない。終盤戦へ向けて、雷電がセミファイナル進出に向けて、確かな足がかりとなり、今後の戦いに静かな自信を与える勝利だったと言えるだろう。

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