『絶対に俺達はファイナルに行き、優勝するんだ』
魂のフリテンリーチ
瀬戸熊の気持ちが乗った打牌に、牌の回答は?!
を切ってリーチを打ち、一発ツモ!
リーチ一発ツモドラ裏で2000.4000。
4倍のアガリになった。
『いてくれてありがとう』
瀬戸熊の選択がバッチリハマった究極の決断だった。
南1局、親の滝沢の6000オールがあり、トップこそ届かなかったが、瀬戸熊はこの半荘きっちり2着を守りチームポイントをこの日、ほぼ動かさず終了。
試合後のインタビューで瀬戸熊はフリテンリーチの局を聞かれこう話していた。
「ツモらずの選択は決めてらっしゃったんですか?」
「特には決めてなかったですが、この瞬間に行けるかなと思って切り替えてリーチ打ったんですが、強い牌来られたらすみませんってなるところでした」と。
場の状況は常に変化する。
もしあの一巡でが3枚見えたりしたら?
あと3巡後にツモッていたら?
その未来は誰にも分からない。
ただ、瀬戸熊はこの一瞬の中で、これが1番いい! と自信を持って選択したフリテンリーチはたとえアガれなかったとしても後悔はなかったはず。
その目が見据える先はファイナル、そして悲願の初優勝。
雷電にユニバースを笑顔に!
頼れる兄貴の闘牌に今後も益々目が離せない。
最高位戦日本プロ麻雀協会。
A2リーグ所属。
選手、解説、実況、司会など唯一無二のマルチプレーヤー。
『麻雀グラップラー』の異名を持つ。
Twitter:@corn708
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