【U-NEXT Pirates】Mリーグ2022-23 シーズン終了後囲み取材

レギュラーシーズン　-61.3pt　6位
セミファイナル　16.9pt　5位

小林剛　▲129.1pt　24位/32人

「僕の成績としては、過去5年で一番負けた感じです。出番は今までが多すぎたところもあったと思うので、僕以外の3人にどこでも任せられる、小林頼りのチームではなかったのは良かったと思います。

今シーズンは、僕が負けすぎたというのがありますね。下振れだった、で済ましてはいけないと思います。甘い打牌は毎年たくさんあるので、今までが良すぎたのと、今シーズンがちょっと悪かったのかもしれないな、というのはありますが、何とも言い難いですね。直すべき点はたくさんありました」

瑞原明奈　270.3pt　3位/32人

「毎年そうですが、前年度よりは手応えや、この辺ができるようになってきたかな、みたいな感触はあるものの、それでもやっぱり局面ごとの反省点はまだまだたくさん見つかる、という例年通りのシーズンでした。

（改善について）麻雀って一口に『ここ』と言えるものではなくて、全体的なバランス、ということもあるので、今まで打ってきての反省点や課題とかを自分の中で頭に留めて、麻雀を打つ練習を繰り返していくしかないんじゃないかな、と思います」

鈴木優　▲92.8pt　20位/32人

「初めてMリーグという舞台で打たせていただいて、想像していた、外で見ていたよりもプレッシャーやたくさん見てもらっているという感覚をこれだけ感じながら打つ、あとはチームのメンバーやクルーのみなさん、視聴者のみなさん、たくさんの方に応援されていて、一人じゃない、いろいろなものを背負って出場しているというところで、1年間とてもいい経験ができたというのがあります。

開幕してから数戦は舞台慣れしている選手、既存の選手と新加入の自分の差で、少し自分らしくなかった戦いもあったかなという振り返りはありますが、途中からは本当に、チームメートみんなと、自分らしく、自分が得だと思う選択をすることがチームのためになるということで、そうやって言ってもらえて自分らしく打てましたし弱気になった局は1つもないかなというくらい、押し切れたと思います」

仲林圭　▲109.7pt　22位/32人

「悔しいですね。我々のチームはセミファイナルで負けてしまったのですが、今日ファイナルで戦っているチームを見て、うらやましいなという嫉妬の気持ちが強かったと思います。

（セミファイナルの好調について）Mリーグの舞台に慣れたというのもありますし、相手の選手の方々がどういう打ち回しをしてくるか、というところも慣れたので、そこの部分が分析できて、セミファイナルでプラスになり、そこで貢献できたのではないかと思います。

（チームで得られたものについて）3人にはいろいろないいところがあって、瑞原さんの元気なところや、優さんの気遣い、剛さんの論理的な思考とか、そういうところをすごく学べたと思います」

木下尚監督

「何が悪かったかと問われると、非常に難しいとは思っています。ただ『圧倒的に勝つ』という目標を掲げて新シーズンに臨んで、これだけの選手を要しているチームだという自負もあるので、やってやりたい気持ちだったのですが、やはり監督として采配を預かる立場で、力を100パーセント・120パーセント引き出せずこの結果に終わってしまったのが僕自身も悔しいですし、応援してくれたファン・サポーターのみなさんに対しても申し訳ないという気持ちです。

瑞原選手が2シーズン連続でMVPに絡めたこと、セミファイナルについてはUKコンビが快進撃を見せたこと、これは僕が『シン・パイレーツ』として目指した姿の片鱗を少しは見せられたのではないかという手応えがあるので、それは良かったと思っています。あとは『シン・パイレーツ』として新しいチームになっていますが、チームとして一つにうまくまとまったシーズンにはなったかなと思っています」

──木下監督に伺います。セミファイナルでは優選手と仲林選手を非常に多用し、最後もお二人に任せる采配をされましたが、その点についてもう少し深く伺えればと思います。

木下尚監督

「『調子がいい』というのは、選択においてもいい選択を生む可能性が高くなるとは思っています。優選手とは割と家が近かったりするので、帰りの車で一緒に帰ったりですとか、仲林選手とも帰り道によく話ながら帰ることが多い中で、瑞原選手になんとかこの場に連れてきてもらった、という気持ちが2人ともすごく強くて、セミファイナルについては自分たちがチームをファイナルに導くんだという、非常に熱い気持ちを僕自身も感じていました。セミファイナルの最初の4戦が非常に苦しいスタートにはなったのですが、次の8連戦で非常にいい形で成績が出たので、その勢いと気持ちと、僕ができるのはやはりそれを後押しすることだと思ったので、激励も込めて言葉をかけながら、2人に託したという感じです」