9月18日、Mリーグの6シーズン目となる2023-24シーズンの開幕に際し、ベルサール汐留にて有観客での開幕式、ならびに開幕戦のパブリックビューイング(PV)イベントが開催された。会場にはおよそ1000人が足を運び、新シーズンを迎える選手たちに声援を送った。
開場には各チームの新グッズやMリーガー関連の書籍などを販売する物販ブースが設けられ、開幕式前にはたくさんの人たちが列を作ってグッズを購入。新シーズン開幕に向けて雰囲気が盛り上がっていく中で、17時32分、Mリーグのアンセムが流れるとファンのボルテージは一気に最高潮へ。続いて司会を務めるMリーグ公式実況・松嶋桃のアナウンスによって、開幕式がスタートした。
チーム紹介では、新規参入のBEAST Japanextから登場。各選手が会場に呼び込まれるごとに、ファンがバルーンスティックをたたいて声援を送る。最後に、優勝シャーレを手にした多井隆晴を筆頭に優勝チーム・渋谷ABEMASが姿を現し、いよいよ今シーズンのMリーグを戦う9チームが壇上にそろった。
多井からMリーグ・藤田晋チェアマンへ優勝シャーレの返還が行われた後には、各チームの代表者があいさつを行い、新シーズンへの意気込みを語った。
開幕式は最後に、川淵三郎Mリーグ最高顧問が開幕を宣言。2023-24シーズンのMリーグが華々しくスタートした。
19時から行われた開幕戦PVでは、この日の試合がないチームの選手たちが会場内で特別解説を務めた。開幕式ならではの明るい雰囲気の中で、選手たちも軽妙なトークや鋭い解説を交えながら、多くのファンと共に熱戦を楽しんでいる様子がうかがえた。そして初戦の松本吉弘、2戦目の萩原聖人の見事な逆転トップを決めた際には大歓声が湧き、立ち上がるファンもいるほど会場は盛り上がっていた。
今シーズンは、昨シーズンに引き続き全国的なPVイベント「全国一気通貫ツアー」の開催が決定。今シーズンは新たに東北・四国・沖縄でも実施が決定している。今シーズンも、Mリーグの熱狂がさらに広がっていくことを大いに期待したい。
渋谷ABEMAS・多井隆晴
「取材ではよく『ライバルは?』という話が出るのですが、正直な気持ちは、ライバルは去年までのMリーグです。今年、新メンバー・新チームが加わり、また新しいMリーグになると思います。麻雀は1人が変わるだけでがらりと変わってしまうもので、過去の実績が全く通じなくなってしまうことも多々あります。麻雀では気を引き締めて、そして一人でも多くの方にMリーグという面白いものがあると伝えるために、今まで以上に全員でアピールしていきたいと思います。戦うときは敵ですけど、卓を離れればみんなが共演者です。一緒の舞台を作るという気持ちで、Mリーガー全員で邁進していきます。みなさんも一緒にMリーグを盛り上げてください。よろしくお願いします」