ツイテナイ？
ナンデスカソレ？？
文・ゆうせー【木曜担当ライター】2023年10月12日
第1回戦
東家：鈴木たろう（赤坂ドリブンズ）
南家：二階堂瑠美（EX風林火山）
西家：内川幸太郎（KADOKAWAサクラナイツ）
北家：小林剛（U-NEXT Pirates）
開幕からここまで、連続で４着となっている小林。
この日も、小林剛は「ツイてなかった」。
東１局には、
役牌や赤含みのターツなど、３つ仕掛けての3900リャンメンテンパイで、内川のリーチにドラを切ると、
シャンポン待ちに放銃。
8000点の放銃からゲームスタートとなった。
さらに、
東２局に、親番の瑠美に6000オールをツモられ、
続く東２局１本場、
小林は絶好の三面張でリーチを打つも、
宣言牌の
をたろうにチーされ、
回ってきた
が、
なんと、たろうのカンチャン待ちにストライク。
「こんな不幸があっていいのだろうか」
と、私なんかは取り乱してしまいそうなものだが、
「ふーん、カンかー」
くらいにしか思っていなさそうな表情の小林。
小林剛は、こんなときに決して「ツイてない」と嘆かない。
「悪い偶然が続いた」と考える。
確かに、事象に対して「ツイてない」と名前をつけるのは自分自身だ。別の捉え方をすれば、心持ちも変わる。
と、言うのは簡単だが、なかなか出来るものではない。
皆さんの中でも「そうしてます！」と胸を張って言える方はごく少数ではないだろうか。
小林がこう考えられるのは、メンタルが強いからであろう。
そして、だからこそ点数がなくなっても小林の手順はブレない。
東３局に、ダマで8000点を仕留めたあとの、
東４局の手順に注目だ。
親番の小林は、ここから、
打
とする。
ピンズとマンズの愚形選択であるが、
下家と対面の河を見るとピンズが安い。
そして、こう構えておくと、
裏目の
を引いたときにも、このような形でリカバリーが効くのだ。
ドラが出ていくものの、メンツが出来るので瞬間的にはツモ
と多くの牌でテンパイを入れられる。
また、先にソウズが伸びればピンズのペンチャンを払う、というルートも残る。
この手は、
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