ツイテナイ? ナンデスカソレ??【Mリーグ2023-24観戦記 10/12】担当記者 ゆうせー

【1ピン】を引いてリーチをしたあと、

【赤5マン】をツモ! 裏も乗って6000オールに!

裏目フォローも万全、という進行で、小林は3万点台に復帰。

次なる手は、

なんとドラ爆!!

アッサリとダブ【東】が鳴けた小林、

中盤にイーシャンテンとなるが、

ここでも好手を見せる。

小林が切ったのは、

【赤5ソウ】だった。

広くなる【6ソウ】の受け入れこそ消えるが、こうしておくと、

盲点の【7ソウ】が鳴けたときに、

マンズを払えば好形確定のイーシャンテンとなるのだ!

地味に見えるが、【7ソウ】の釣り出しも兼ねたいい選択だ。ツモ【6ピン】による好形変化も残るうえ、滅多にないだろうが、ツモやポンで【4ピン】が4枚になってもスムーズに対応出来る。

ここまで手がいいと、常人なら焦ってしまいそうなものだが、

小林は、まさに泰然自若。

幸運だろうと、不運だろうと、平常運転。

それがどんなに難しいか、麻雀打ちなら痛いほど分かるはずだ。

この手を小林は、

見事仕上げて、6000オール!

点数は一気に50000を超えたが、小林は攻めの手を緩めない。

東4局の2本場は、

【中】をポンして、

【2マン】

トイトイを本線にして、【1マン】【4マン】の出を良くするための一打だ。

この局はアガれずに終わって、

南場は、

満貫をアガった瑠美や、

裏3の倍満をツモった内川が追いすがるも、

親番での大量加点が物を言って、小林が1着で半荘終了。

小林は、自身3戦目にして初のトップを獲得した。

また、

この勝利で、Piratesは選手全員が1着を取った今季最初のチームとなった。

「事象と感情とを切り離し、高次元の打牌精度を保つ」これが小林の強さ。

頼りになることこの上ないU-NEXT Piratesの船長、小林剛は、

今日のように少しくらいツイてなくても、何事もなかったかのように取り返し、楽屋ではきっと笑って、

「いやー、ツイてたねー」と言うのだろう。

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追記

Mトーナメントの観戦記でも書いたが、インタビュアーの襟川プロが本当に素晴らしい。

明るく笑顔でハキハキ喋るので、

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