なんだろう、旦那さんの足が臭かったとかそんなことがあったのかな。(違う)
詳しくは本を読んでください。
その一方で、人間に興味があるという二面性もあるという。
でなければアサピンの優しさやコバゴーの偉大さにここまで影響を受けることもなかっただろう。
プラスマイナスゼロくらいでいい、と甘えていたことを言っていた1年目。
コバゴーに負担をかけまくっていた2年目。
どれも苦い記憶ではあるものの、必要な道程だったとも言える。
全てを乗り越えて、全てを吸収し、MVP争いを連続で演じるまでの成績を残した。
もうその立ち振舞は堂々としているし、はるか遠くの世界へ行ってしまった感すら感じる。
倍満をアガってなお、瑞原は攻めた。
2フーロしてリーチを受け…
浅見に一発放銃。
しかし瑞原は依然凛としていた。
相手の手牌と打点を確認し、はいと返事をする。
攻めていればこんなこともあろうさ。
さらに
とでリーチ。
一見普通に見えるが、内川が国士模様で1枚切れのとのシャンポン待ちはいかにも苦しい。
でも攻める。
開局から攻め、アガって攻め、放銃してなお攻めた。
こうして自らの力で渇望していた勝利をもぎとったのだ。
仲間の想いを継ぎ、経験を糧にして
「監督、もっと試合に出たいです」
そう堂々と言えるまでの存在になった。
この日の首位争いを制したPiratesは
1つ抜き出る形になった。
数字以上にPirates充実を感じる。
それはUKの活躍もあるし、小林船長の安定感もあるが、今年もMVP争いに絡んできそうな瑞原の燃え上がるオーラがそう感じさせているのかもしれない。
麻雀ブロガー。フリー雀荘メンバー、麻雀プロを経て、ネット麻雀天鳳の人気プレーヤーに。著書に「ゼロ秒思考の麻雀」。現在「近代麻雀」で戦術特集記事を連載中。note「ZEROが麻雀人生をかけて取り組む定期マガジン」、YouTubeチャンネル「ZERO麻雀ch」