最後は自分らしく【Mリーグ2023-24観戦記 3/26 茅森早香 VS 猿川真寿 VS 黒沢咲 VS 滝沢和典】担当記者 小林正和

茅森から急所の【3ソウ】が打たれる。

しかし、黒沢は何事も無かったように見送った。

そう
私は“強気のヴィーナス”

気のせいかもしれないが、先程よりも口角が上がっているように見える。

そして
2枚目の【東】にポンテンをかけると

ラス前に4着へと着落ちとなる
猿川への痛恨の放銃となった。

チームとしも個人としても、それは計り知れないものを意味する。

だがしかし、その瞬間
この試合初めて見せた表情がすごく印象的であった。

僅かながら微笑んでいる。
ように見えた気がした。

これが
“私らしさ”なのだと。

インタビューでの

“どんどん手牌が育っていく感覚を取り戻したい”
というコメント。

最後に見せた表情に繋がっているかは分からないが、またこの舞台に戻ってきた時に“黒沢 咲”らしさ溢れる姿が見られると確信した人も多いだろう。

そして、レギュラーシーズンも残り二日間。
ここまで面白い展開になったのもTEAM雷電の存在があったからこそ。

敗れた思いと一緒に
果たしてどのチームがセミファイナルに進むのか。

その未来を
皆さんと一緒になって追っていきたい。

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