“5位以上を確定させよ!”
Mリーグ2020
最終節の注目ポイント
【3月11日】
大和証券Mリーグ・レギュラーシーズンはいよいよ各チーム残り2試合を戦うのみとなった。金曜日の試合が終われば、セミファイナルに進出できる6チーム、そしてここで姿を消す2チームが決まる。
一方で、セミファイナル進出争いに関しては、いまだ大勢は決まっていない。
現状、セミファイナル進出圏内の6位に位置するのは、-225.1ptのTEAM雷電。果たしてこの数字がどうなるのか、そして最終的にはどのような順位となっているのか。最終節を迎えるにあたり、まずは3/11に行われる試合についての展望を紹介する。
3/11「赤坂ドリブンズ vs EX風林火山 vs KONAMI麻雀格闘倶楽部 vs TEAM雷電」
現時点での3位・4位・5位・6位の対戦。この日を終えて6位となったチームは翌日戦うU-NEXT Pirates・セガサミーフェニックスのターゲットとなるため、各チームともまずは5位以上の順位でこの日を終えることが目安となるだろう。
■3位・赤坂ドリブンズ -22.9pt
ポイント状況の面で言うと、2戦連続で記録的な大敗を喫しでもしない限り、上記の条件は既にクリア済みと言っていい。この日の2戦に関しては基本的に、セミファイナルに向けてどれだけポイントを持っていけるかというところに焦点を当てて戦うだろう。
■4位・EX風林火山 -76.9pt
現状、麻雀格闘倶楽部とのポイント差が89.2pt、雷電とのポイント差が143.2ptと、ある程度のリードは持っている。この日の2戦のどちらかで2着以上に入ってポイントを上積みできれば、ほぼセミファイナル進出は手中に収められるはずだ。しかし万が一2戦とも4着に沈むようなことがあれば、スコア次第ではあるが6位に落ち、翌日の試合を祈るような気持ちで見届けることにもなりかねない。まずは自チームのトップが目標になるが、それがならなかった場合はラス回避、あるいは下位チームにトップを取らせないような立ち回りも求められそうだ。特に現状6位の雷電は下位に押しとどめておきたい。
■5位・KONAMI麻雀格闘倶楽部 -166.1pt
6位・雷電とのポイント差は59.0pt、1戦でひっくり返る程度でしかない。この日に関しては、まずは雷電との着順勝負で上に行くことがミッションとなるだろう。できれば初戦でトップを取り、雷電をたたき落とした上で最終戦を戦いたい。一方、もし初戦で雷電がトップを取り、自チームがポイントを減らしたとなれば、2戦目を非常に厳しい状況で戦うことになりかねない。まずは初戦の結果がどうか。とてつもない重圧の中で戦うことになる一日、おそらく出てくるであろうあの男の活躍に期待がかかる。
■6位・TEAM雷電 -225.1pt
雷電としてはとにかく上を目指し、パイレーツ、フェニックスとのポイント差を広げなければならない。連勝やトップ2着などで麻雀格闘倶楽部をかわし、ポイントを-100pt台中盤くらいまで持っていければ、セミファイナル進出はかなり安泰だと言えるだろう。ただしここで負けると、負け方によっては6位どころか7位・8位まで順位を落とすことになりかねず、そうなると翌日はパイレーツ、フェニックスの敗戦を強く願わざるを得ない状況に追い込まれてしまう。目の前の相手だけでなく卓外の相手もにらんで戦うことになる条件戦、トップを狙うのはもちろん、微細な駆け引きなども要求されそうだ。
これらはおおよその目安であり、実際に最終日がどのような状況になるのかは、終わってみなければ分からない。パイレーツ、フェニックスの両方がポイントを大きく伸ばす可能性が少ないため「5位」を一つの目安としたが、この日の結果によっては両チームに現実的な突破の可能性が生まれるケースすらあり得るのだ。また、Mリーグにはコールド終了がないため、1戦でのポイント変動がとてつもなく大きくなることもある。実際、今シーズンのMリーグでは1試合のトップラスで180pt以上の差がついた試合もあった。全ての状況や可能性を踏まえ、どの選手が出てどんな麻雀を見せるのか。各チーム、最終日の選手たちの戦いから、目が離せない。
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