だが、そのたろうの手が仕上がる前に仲林が![]()
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と引き入れて、なんとテンパイ一番乗り。
単騎はこの時点で3山だった。
ただ、仲林もすんなりとアガリまでは至らず、たろうが![]()
テンパイで追いつく。ツモか直撃で単独トップ、脇からの出アガリなら同点トップ。
これで2人のアガリ勝負に。
次巡、たろうは
を引いてカン
に待ち変え。マンズは場にほとんど見えていないが、
なら可能性は低いものの赤での出アガリなら単独トップ。実際、これで待ちの枚数は増えた。
仲林は
を引いて![]()
のノベタン待ちに。
は場に見えておらず、暗刻で持たれていたらアウト。それよりは2枚切られている
のほうにアガリ目があると踏んだ。
決着は直後。
滝沢から
が打たれ、仲林が逃げ切り。
目前まで迫った勝利が消えてぼうぜんとするゼウス、
そしてメガネの男は、サムアップを決めて会場を後にした。
大きなリードを持ってセミファイナルを迎えたパイレーツだったが、この試合まで8戦を終えてトップがなく、このままいくと下に巻き込まれる状況にもなりかねなかった。
そんな状況で初トップを持ち帰った仲林は大きな仕事。
メガネの先に捉えるのはファイナル進出、そして2度目の優勝。その視界はクリアになった。
メガネ姿の仲林の再登場を期待されるのであれば、ぜひその声を本人に、激励や称賛と共に届けてあげていただきたい。
\近代麻雀シリーズ 新刊情報/














