園田賢の奇妙なグラフが示したファイナルの構図【Mリーグ2023-24ファイナル観戦記 5/10】担当記者 #東川亮

形を変えつつテンパイを維持していた優が一発でつかんで放銃。安全牌がなく、やむを得ない放銃だった。勝又はこのアガリから連続加点に成功した2着まで浮上、優も3着でこらえるという展開で、第1試合は終了した。

園田は、他3者が打ち合う展開のなかでトップを獲得。ただ、グラフが示したように放銃による横移動決着も多く、状況が利した部分もゼロではなかった。他チームのマークが薄れていることに変わりはない。何せ、試合終了時点で首位とのポイント差がまだおよそ240もあるからだ。園田は数字を聞き「全然いけるじゃん・・・いや、やめとこう」と、希望的観測を述べようとして、自重した。

ただ、目指すのはあくまでも優勝であり、目標は遠くとも、彼らの視界には首位の背中がしっかりと映っている。あと1週間、やるべきことはそこに追いつき、追い越すだけだ。

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