オーラス。華麗に舞った二階堂亜樹の裏で、竹内元太に残るささやかな後悔。【Mリーグ2024-25観戦記 10/24 第1試合】担当記者 渡邉浩史郎

子供二人の思惑が交錯する中……

竹内に聴牌が入る!
残りツモ一回、打点的にはリーチに行きたいところだが……

竹内はほんの一瞬考えた。

リーチ棒を出すことで亜樹から黒沢に、あるいは黒沢から亜樹に、リーチの河の安全牌で差し込みが発生してしまうのではないかと。
リーチしなければ、黒沢も亜樹も竹内が聴牌していないと見てくれるだろう。特に亜樹は聴牌を入れないように手を崩し手でも絞るため、結果的に連荘率が高くなるのではないかと。

そんな竹内の決断は……

やはりリーチだった、残り一回のツモ番とは言えツモった時の打点が1300オールと4000オールからでは違いすぎる。

竹内の放った渾身の一撃は……

 

黒沢と亜樹のツープラトンによって躱された。
黒沢の二枚切れカン【6マン】固定。それは竹内の現物待ちに絞った形でもあったのだ。

今年の亜樹は変わったと言われながらもなかなか結果に結びつかなかったこれまでだが、ここにきて待望のトップ獲得。

悪い流れのチームを救うかのような、そんな希望のトップと言えるだろう。

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