MVP街道をひた走る 醍醐大は先切り、絞り自由自在【Mリーグ2024-25観戦記 11/12 第2試合】担当記者 #高倉拓馬

 

自分があがれなさそう

あがってくれそうな他家がいる

という、絞りに一番適した状況だった。

実際、仕掛けが起きる遥か前にダマテンを入れていたのは日向。

園田の親をなんとしても流したい思い、その親の河がかなり速そうで、ダマテンにしていた。

もし園田がホンイツの2副露目を入れていたら、形も打点も微妙な日向は危険牌を止めてしまっていたかもしれない。

この絞りも醍醐のファインプレーだといえる。

 

いかがだっただろうか。

一打一打が、すべて綺麗にはまっている。

今期の醍醐が攻守ともにいかに充実しているか、お分かりいただけたと思う。

これで醍醐は個人成績327.5、一人300ポイント台を走り、2位の寿人とは120ポイントほどの差をつけた。

まもなく3分の1が終わろうとしているMリーグのレギュラーシーズン。

まだ考えるのは早いかもしれない。が、序盤でリードを持ったチームは、後半戦で楽な試合運びを出来ることが多くなる。

セガサミーフェニックス。レギュラーシーズン首位突破、そしてその「先」の優勝へ。

今年こそ、ファンが待ち望むその高みを、手に入れることが出来るか。

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