ゴールまで後一歩。現最強位の高い壁 麻雀最強戦2024【ファイナル2nd】観戦記【A卓】文 坪川義昭 小宮悠 vs 山部正人 vs 松嶋桃 vs 桑田憲汰

10000点のリードを守り切らなくてはならない山部は一発目に無筋を引き、撤退を余儀なくされる。

小宮の作戦勝ちといったところか。

終盤にこれをツモアガり、2000オールと大きな加点になった。
更に次局2600オールも加点して山部、松嶋を突き放す。

南4局

小宮が先制リーチを放つ。ここはトップ目の桑田と共同作業になる。
二人はこの局を終わらせれば勝利なのだ。

松嶋は逆転の可能性を秘めたイーシャンテンで、後ろを向くことは許されない。

山部も手牌は追いついてないものの、目を瞑って前に進むしかない。

二人の願いも虚しく、大量リードを持った桑田から放たれる【4ピン】に小宮が声を掛けてゲームセットとなった。

山部、松嶋はここで敗退となってしまった。
あと一枚。何かが違っていればその山頂に立つ資格があった二人である。
ここまで素晴らしい麻雀を魅せてくれてありがとう。

そして、勝ち上がった小宮、桑田は優勝まであと一勝と迫まった。

日本で一番麻雀が強いやつは誰なのか。その答えが今──────

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