何もできないまま
負けたくない…
経験の差か初出場の重圧か、
中月裕子&蒼井ゆりかが
貫禄の勝ち上がり
【A卓】担当記者:masasio 2021年8月22日(日)
ここ数年、Mリーグをはじめ麻雀プロの放送対局が一気に増えた。
現在ABEMAでは「RTD Girls Tournament2021 新世代バトル」を放送中。
麻雀最強戦のアシスタントでもおなじみ、中田花奈プロが決勝進出を決めて、大いに盛り上がっている。
中田プロは元アイドルで、世間からの人気も高い。このような方が麻雀プロになって、麻雀について発信をするというのはとても素晴らしいことだと思う。
Mリーグの萩原プロをはじめ、俳優、タレント、声優、アイドルなど、様々な業界から麻雀プロになって活動する方が増えたというのもここ数年の傾向と言えるかもしれない。
先ほど挙げた、「RTD Girls Tournament2021 新世代バトル」では非常に可愛らしく初々しい対局姿が見られた一方、対局内容では点数の申告を間違えてしまったり、ノーテンリーチが飛び出したりと、プロとしてまだまだといった場面も見受けられた。
果たして、今回の「麻雀最強戦2021女流プロ最強新世代」ではどんな戦いが見られるだろうか。
東家スタート
第21期女流名人位
松山由希
南家スタート
西家スタート
第19期女流名人位
第16期 新人王
北家スタート
最高位戦日本プロ麻雀協会36期前期
各選手の入会期を調べてみたが、一番キャリアの浅い松山で5年、一番キャリアの長い蒼井で14年のキャリアがある。
中月、松山はタイトル獲得の経験もある選手だ。
予選A卓は、「女流プロ新世代」と銘打ってはいるが、実績と実力を兼ね備えた4選手がぶつかり合うこととなった。
新しい時代を切り開くことができるのはいったい誰だろうか。
東1局
起家スタートの松山。
他の選手がポーズを取ったりする中、ガチガチに緊張していたのだろう。
「微笑みの爆弾」という愛称だったが、微笑みは一切無しでの入場だった。
しかし、配牌の取り出しで一番難しい「8」をすんなり取って対局が始まった。
どうやら心配はなさそうだ。
まずは北家中里がイーペーコードラドラをテンパイ。
カン待ちということで自然にダマテンに構えた。
中里は入場シーンも堂々としており、緊張は無さそうに見えた。
しかし不要牌の切り順で、2人に現物のを先に切っているのを見ると、もしかしたら緊張があったのかもしれない。
この局の主役は中月。
安全牌のを引いて手が止まる。
形は決まっているため、安全牌を1枚残してを先に切る打ち手が多そうだ。