黒沢咲が鳴いた… 場を戦慄させたイチ鳴き【Mリーグ2024-25観戦記 3/21 第1試合】担当記者 千嶋辰治

この場合、ツモ山は1枚ずれたままゲームが続行される。
そのため猿川は、

小林によるフリテン【東】単騎のアガリが発生したことで失点を被った黒沢と亜樹について、
「2人に悪いことをした。」
と反省の弁を述べていた。

もっとも、ダメージが一番大きいのは猿川自身。
貴重な親番を自らの手で不意にした上に4,000点の親かぶり。
猿川はこのままマイナスの世界に沈み、3位でゲームを終えた。

このゲームの主役は、序盤の大量得点で優位を築いた黒沢。

オーラスは、この日2回目のイチ鳴き発進。
わずか4巡でアガリを仕留めて小林を制し、トップ奪取。
他のチームメイトが躍動する中、黒沢も負けず劣らずの活躍。
個人での連勝を記録した。

そして、このゲームの見どころの一つであったのが、激化するボーダー争いの渦中にある風林火山だったが、

ご覧のとおりアガリ1回、放銃2回となす術なく4位でフィニッシュ。
ボーダーラインが遠のいていく…。

泣いても笑ってもあと1週間。
果たして苛烈を極めるボーダー争いの決着やいかに。

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