この場合、ツモ山は1枚ずれたままゲームが続行される。
そのため猿川は、

小林によるフリテン単騎のアガリが発生したことで失点を被った黒沢と亜樹について、
「2人に悪いことをした。」
と反省の弁を述べていた。
もっとも、ダメージが一番大きいのは猿川自身。
貴重な親番を自らの手で不意にした上に4,000点の親かぶり。
猿川はこのままマイナスの世界に沈み、3位でゲームを終えた。
このゲームの主役は、序盤の大量得点で優位を築いた黒沢。

オーラスは、この日2回目のイチ鳴き発進。
わずか4巡でアガリを仕留めて小林を制し、トップ奪取。
他のチームメイトが躍動する中、黒沢も負けず劣らずの活躍。
個人での連勝を記録した。
そして、このゲームの見どころの一つであったのが、激化するボーダー争いの渦中にある風林火山だったが、

ご覧のとおりアガリ1回、放銃2回となす術なく4位でフィニッシュ。
ボーダーラインが遠のいていく…。

泣いても笑ってもあと1週間。
果たして苛烈を極めるボーダー争いの決着やいかに。
\近代麻雀シリーズ 新刊情報/