南4局1本場、親の大介と松本の激しいアガリ競争が繰り広げられるオーラスの舞台。優勝を目前にした松本は、3巡目に願ってもないを引き入れました。

松本は待望のを岡田からポンし、ペン
待ちのテンパイに構えます。ここで勝負が決まるか。

親の大介は手がなかなか進まず、苦戦を強いられる展開に。終盤になっても打開策を見出せないまま局面は進行します。そして運命の瞬間、松本が見事にをツモって見事勝利を収めました。

予選で劇的な逆転役満を決め、鮮烈な印象を残した松本吉弘。決勝ではその勢いをそのままに、リードを広げつつ巧みなゲームコントロールを見せつけました。序盤から積極的に攻めの姿勢を崩さず、勝負どころで冷静な判断を下したことで、他の対戦者に流れを渡さない見事な立ち回りを披露しました。
松本の勝利は、単なる運や流れのみに支えられたものではなく、確かな実力と戦略が光ったものと言えるでしょう。予選の逆転劇で見せた迫力、そして決勝での堅実さが融合した彼のプレイは、今大会を通して特に記憶に残るものとなりました。
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