南4局1本場、親の大介と松本の激しいアガリ競争が繰り広げられるオーラスの舞台。優勝を目前にした松本は、3巡目に願ってもないを引き入れました。

松本は待望のを岡田からポンし、ペン
待ちのテンパイに構えます。ここで勝負が決まるか。

親の大介は手がなかなか進まず、苦戦を強いられる展開に。終盤になっても打開策を見出せないまま局面は進行します。そして運命の瞬間、松本が見事にをツモって見事勝利を収めました。

予選で劇的な逆転役満を決め、鮮烈な印象を残した松本吉弘。決勝ではその勢いをそのままに、リードを広げつつ巧みなゲームコントロールを見せつけました。序盤から積極的に攻めの姿勢を崩さず、勝負どころで冷静な判断を下したことで、他の対戦者に流れを渡さない見事な立ち回りを披露しました。
松本の勝利は、単なる運や流れのみに支えられたものではなく、確かな実力と戦略が光ったものと言えるでしょう。予選の逆転劇で見せた迫力、そして決勝での堅実さが融合した彼のプレイは、今大会を通して特に記憶に残るものとなりました。

麻将連合所属。キャッチフレーズは〝ミスター赤シャツ〟。
平日は情報通信関連の株式会社エネコムに勤務し、週末は麻雀活動に全力投球。広島で『いきいき健康麻将風鈴』で麻将連合『μ道場』の運営を担当。麻雀最強戦2025「政権抗争勃発」に出場し決勝卓に勝ち進むも、滝沢和典への国士無双放銃で散った。
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