クセは強いが麻雀はもっと強い!
まっきぃ、麻雀クロックとの
闘いも制して決勝へ
【A卓】担当記者:ヘシキアツシ 2025年11月22日(土)
「アマチュア」
その意味は、素人や愛好家という意味合いが強い。
しかし麻雀最強戦に、全国予選から勝ち上がってきたアマチュア雀士たちに、その意味は当てはまらない。
全国を行脚し、各地で麻雀を打ってきたその実力はプロと見間違うばかりだ。
解説の小林剛いわく。
「若手のプロより大会、条件戦に慣れている」
プロに極めて近い強さまで上り詰めてきた猛者たちの闘いが開幕する。
九州最強位、櫻井寛幸。
彼は2016年から麻雀最強戦に参加している。
2020年に中部最強位、2021年に北関東最強位を獲得。
今回4年振りの地方最強位を獲得して、3度目の全国アマチュア最強位を目指す。
中国最強位はNobu。
麻雀最強戦には2012年から参加しているというベテランだ。
2019年から全国行脚を始め、14年目にしてついに獲得した地方最強位。
実は囲碁の腕前も凄いというNobuは、どのような闘牌を見せてくれるのか。
四国最強位を獲得したのは木戸憲幸。
2015年に知人の山越貴弘が麻雀最強戦に出場するものの敗退。
それをきっかけに、2016年から参戦を開始した。
2021年に東東京最強位、2021年に中部最強位を獲得。
今回は四国最強位を獲得し、3度目の挑戦となる。
アマ最高位獲得の次は、アマ最強位の座を狙う。
名古屋最強位を獲得したまっきぃ。
チューレンを8回アガった男を襲ったのは、トラック事故による入院だった。
1ヶ月間の意識不明状態から不死鳥の如く復活を果たしている。
仕事の都合で麻雀を離れていたという男は、その入院を機に仕事復帰をやめてしまう。
それが逆に麻雀復帰につながった、とインタビューで答えていた。
そんな強運の持ち主が全国アマチュア最強位獲得を目指す。
東2局。
先制リーチをかけたのは、東1局1本場でトップに立った親番のNobu。
次にテンパったのはまっきぃ。
を引いてきて、![]()
待ちのヤミテンを選択。安くてもリーチを蹴れればOK、ということか。
この直後、櫻井も追っかけリーチ。一発勝負で勝ち上がるためには攻めていくしかない。
熱くなった場を制したのはまっきぃ。
Nobuがまっきぃのロン牌
をつかみ、タンヤオピンフドラ1の3900を放銃。
このアガリで、まっきぃがトップ目に立った。
東3局。
配牌時からまっきぃの手には場風の
と自風の
がトイツ、第1ツモで
が暗刻になる。
まっきぃは3巡目で
、5巡目で
をポンして3役が確定。
だが、ここで終わらないのがアマ最強位決定戦。














