闇夜に潜んだ痛撃 三河の猛将、永井孝典は仁君となるか【Mリーグ2025-26 レギュラーシーズン 観戦記 10/27 第1試合】担当記者 後藤哲冶

永井が【5ソウ】を掴んで、伊達のアガリ。

惜しくも、永井は2着でこの半荘を終えることとなったのだった。

 

トップには伊達。

シーズン序盤は珍しくマイナスポイントかと言われていたのにも関わらず、この連続トップで一気に地上復帰。
やはり今シーズンも頼もしい存在だ。

そして2着に永井。

先日、永井と少しだけ話すことができた。
永井は元々、所属している最高位戦内でも愛されるキャラクター。

実際に会ってみて話すとわかるが、人の良い笑顔、話しやすい言葉遣い、気さくな性格。
何をとっても、永井が愛される理由が分かる。

話を聞いた際に、今の風林火山での環境を聞いたのだが、本人は笑顔で「最高の環境」と語ってくれた。

なんと、永井は自身の登板後、必ず勝又にその日の対局で自身が考えていたことを記したメモを、提出しているという。
それも簡単なメモではない、一局一局、その時何を考え打牌をしていたのか、事細かに書かれたメモだった。
今日の試合を終えた後も、やはり毎回その「宿題メモ」をしっかりとしているためか、反省点もすぐに挙げていた。
この短い期間での永井の成長には、間違いなくこの勝又とのやりとりがあるのは間違い無いだろう。

これから更に成長していくであろう永井の姿に、今後も注目が集まる。

三河の猛将は仁君となるか──
EX風林火山永井孝典の物語は、まだ始まったばかりだ。

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