近藤誠一の夢芝居は、まだ終わらない────【麻雀最強戦2025 ザ・リベンジ】観戦記【決勝卓】文:坪川義昭

朝比奈の手牌が倒された時、近藤は敗北する。
二人の共通安牌など持ち合わせてはいない。

そっと、音もなく近藤は【1ピン】を河に置いた。
この局で勝負は終わってしまうかもしれない。

そんなのがわかっていたならば、【白】くらい────

【1ピン】が枯れてしまったことで本田も、この結末を見届ける覚悟ができた。


近藤が手を伸ばした先には、最後の【9マン】が眠っていた。
ゆっくりと手牌を倒して、300-500は400-600と申告する。

2時間を超えるロングゲームが終焉の時を迎え、勝者が決まった。

こうして、通算8度目となるファイナル行きへのチケットを手にした近藤がD卓に入り、全ての卓組が決定した。

近藤のリベンジには、まだ続きがある。
忌まわしい記憶と共に、必ず倒さねばならぬ相手が────。

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