“ようやく気持ちのいい
トップを取れました!”
ドリブンズ園田賢が
ハネマン祭りで今年初トップ
文・中野巧【火曜担当ライター】2026年1月13日
第1試合
東家:阿久津翔太(KADOKAWAサクラナイツ)
南家:中田花奈(BEAST X)
西家:園田賢(赤坂ドリブンズ)
北家:瑞原明奈(U-NEXT Pirates)
園田賢はめちゃくちゃ熱い男である。おそらくその熱は本日行われた一気通貫ツアーの博多にも届いているはずだ。また園田の熱さが伝わるエピソードを後輩でアフロの友添敏之プロから聞いた。
今から10数年前、友添プロがまだ新人だったとき。とある打ち上げ中に麻雀について持論を話した。それに対して園田が持論を返し、議論になったそうだ。友添より10年以上先輩の園田はペーペーの新人に対しても真摯に向き合い、その結果、気づけば打ち上げが終わっていたという。
園田はどんな相手でも麻雀の理屈に対し、その意図を問うし、考え方はすべて教えてくれる。あと今日は短い方だが、園田のインタビューは長い。それも視聴者の方に誤りなく自分の考えや選択の理由を伝えたい、熱い思いからなのだ。
この試合は平均打点が8500点を超える、大物手のぶつかり合いとなった。
1着の園田は一発アガリが2回、ハネマンが3回とインタビュー通り「気持ちのいい」勝ち方となった。
2着の中田花奈はリーチと仕掛けで果敢に攻め続け、園田と同じ4回のアガリをものにし、最後も自身でアガリを決め、連対を死守した。
3着の阿久津翔太は開局12000点をアガり、突き抜けるかと思いきや、なかなか手が入らず、園田への12000放銃が響き、3着で終了となった。
4着の瑞原明奈は終始手が入らず、オーラスの親で意地の満貫ツモをみせた。しかし、ここからという場面で中田に早い手が入り放銃。4着で終局となった。
ここからは個人的ハイライトの局をご紹介したい。
■ドリブンズ内でも意見が分かれた園田のドラ切り
意見が割れたのがこの手牌。
園田は8m切りとしたが、太とたろうは發切りを支持。
焦点は發が1枚切れであるということ。
發が生牌であればツモ發のテンパイに重きを置いて全員8m切りになるとのことだが、1枚切れだと悩ましい。… pic.twitter.com/FibYfrbXpr— 赤坂ドリブンズ (@AkasakaDrivens) January 13, 2026
東2局、園田の手牌である。この手を2000点にするのはかなりもったいなく、直前に切られた
は鳴いていない。マンズの2345の部分は4連形といわれ、良い形になりやすいため、あまり切りたくない。打点派の人は
を切って、
の重なりやくっつきを逃さないように打つだろう。
園田は打
、つまりドラを切った。理由としては、全員が必要とするドラ表示牌の
頼みにしたくないからだ。例えばここに
を引いた場合、打点はドラが2枚あり十分なものの、ペン
という弱い待ちで相手と勝負ができるかどうかという不安が残る。
また、マンズの![]()
![]()
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にくっつけても高打点はでき、最高は456の三色になる可能性も残るからだ。すぐテンパイした場合は
と
のシャンポン待ちでリーチも視野に入れ、後々切るであろうドラを残して放銃や他家に重ねられてのポンなどを避けるためにもドラ切りを選んだ。
ドラ
を切ると親の中田からポンの声。ドラ3が確定した親と戦わなければならないのだが、また悩ましい牌をツモってくる。
園田が選んだのは打
。先ほどのドラ
は有効牌が
の重なり以外、ネックとなるドラ表示
を必要にしたのに対し、4連形が2つになった場合は、この瞬間はどちらが良いか選択できないと判断し、保留の一打となった。
先ほどとは親のドラポンと、状況が一変しているため、
を鳴いて2000点にすることも視野に入っていたが、阿久津が親に対して
のトイツ落としと親に鳴かせないような捨て牌で、若干親がテンパイやアガリまで時間がかかる可能性と自身の手が高打点かつ良い形なことも後押しとなった。
その後、
–
–
待ちでリーチ、
を一発ツモ! 裏ドラも1枚乗せてハネマンのツモアガリとなった。途中、
を切れば456の三色を残せた場面があったが、園田が
切りとした理由としては中田が
をポンした時の手出しが
であったことから
の関連牌かつタンヤオの牌を持っていると、(結果中田は
を持ちカン
待ち)、三色よりも
で放銃するリスクがあると読み切ったためである。結果は裏ドラが
だったため、どちらにせよハネマンのアガリとなっていたのだが、
で放銃するパターンを考えると
切りは妙手であった。
園田は試合後に自身のYoutubeチャンネル「その研-園田賢の麻雀研究所-」にて試合の検討をライブ配信している。魔術師の思考と読みを覗くことができる。今日は24時ごろ始まり、終わりが4時前と、やっぱり園田は熱く、長い男だった。
https://youtube.com/channel/UCIXxDdInZsGkYwA1DsHRMOA?si=9DMgccT-rq7C2Qre

日本プロ麻雀連盟所属、プロ歴2年目。
英語、イタリア語が話せる。
麻雀プロの活動を中心にするため大企業を退職し、京都に家族を置いて上京。
現在は日本プロ麻雀連盟本部道場でスタッフとして在籍中。
いつかは書かれる側を夢みておもろい麻雀と服装を実践中。
X:@taknakano













