『打ち込み』と『伏せ』 堀慎吾の妙手が冴え渡る日【Mリーグ2025-26 レギュラーシーズン 観戦記 12/1 第1試合】担当記者 後藤哲冶

『伏せ』
堀の美しさすら感じるノーテン宣言で。

堀が見事、トップを確定させることとなったのだった。

久しぶりのトップ獲得となった堀。

3連続4着からのトップということもあり、インタビューでは嬉しさを滲ませていた。

実は、この後の第2試合にも連闘した堀だが、結果は悔しくも4着。
しかしその内容は、この第1試合に負けず劣らず素晴らしいものだった。
きっと今は厳しい状況でも、堀は必ずチームを浮上させてくれる。
そう感じられる試合内容だったと思う。

途中にも記したが、麻雀プロにとって、結果は大事だ。
けれどそれ以上に、過程が評価されて良いと個人的には思っている。
これは堀に限らず、強者に共通していることではあるが。
選択のひとつひとつに意味があって、その時得だと思うことを必死に考え抜いていて選んでいる。

これは麻雀プロの末席に名を連ねる、ちっぽけな観戦記者の独り言ではあるが。
どうか、この麻雀という競技において。
堀のこの姿勢が、評価される世界であり続けて欲しいと、強く願うばかりだ。

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